この学校でもハンドアウトを中心に学年統一の授業を行っている(というか前の学校ではここの学校を手本にハンドアウトを考えていたのだった…)。以前のこの科目を持っていた方が残してくれたハンドアウトをほぼそのまま使わせてもらっている。自分で作るのが一番力になるのだろうが、まずは本校のスタイルに自分を慣れさせたいということからそのまま使わせてもらっている。やはり理解力がいいからか、与えられたタスクを黙々とこなす。たとえばQ&Aのタスクでは、前の学校では10分かかっていたところが3分で終わる。タスクを解く時間の早さがいまだに把握できないので、50分でどこまでできるのか、いまいち感覚がつかめていない。
生徒は仲良くなれば親しげらしいがまだまだ私になれていないこともあり、授業中は非常に静かだ。ただペアワークをさせれば積極的に声を出して取り組む。勉強自体が嫌いではない、前向きな子が大方。当たり前なのだが、そういう学校は初勤務のため驚きうれしいと同時に、どう接すればいいのかまだわからない。
基本的に非常にまじめな生徒たち。自分に軸があり、必要以上に大人に頼っては来ない。基本的に自分のことは自分ですべきだと思っているし、学校生活も自分たち自身で楽しもうとする。自分自身も高校時代、似たような校風の、地域から進学校と呼ばれる高校に通った。当時はそれが当たり前だと思ったが、10年ほどタイプの違う高校で働いてきて、その環境は決して当たり前ではないことを知った。しかし同時に、この学校にはこの学校の、社会に対する使命があるだろう。それをいち早く把握して、生徒にそれを感知させられるような教育を行っていきたいと思う。
4 件のコメント:
てつおさん
お久しぶりです!転勤なさったのですね。ハンドアウト、ぜひ一部送っていただけるとうれしいです。私も、英語Ⅱも文法も独自のハンドアウトを作っています。(さしつかえなければ私のものも恥ずかしいですがShareできます)。論文もぜひ読ませていただきたいです。お互いがんばりすぎない程度に、がんばりましょう!
そうなんですよ。4月から慣れない生活が続いていますが、なんとかがんばっております。ハンドアウトなど近々お送りしますね。こじろうさんの作成されたものもぜひ拝見したいです。よろしくお願いします!
Tetsuo様
異動の報は新聞で知っていたのですが、challengingな環境ですね。英語教育に力を入れている学校の雰囲気も、地域柄英語教育に対し熱い思いを持っていることも。期待されてのご栄転と推察します。貴校からは数多く学ばせていただきました。今後ともよろしくお願いします。
ちなみに私は今の学校で8年目のシーズンを迎えています。
jacquesさん、
コメントありがとうございます。まだ内情は掴みかねていますが、長くリーダーシップを発揮されていた先生も転出され、これからの方向性をどうしていくか、本校も正念場なのかなと勝手に想像しています。私に出来ることを地道にやっていくのみなので、淡々と歩んで生きたいと思っています。先生の熱意とハンドアウトに学ぶこともこれから多々あると思います。こちらこそよろしくお願いいたします。
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