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2013年7月1日月曜日

2つの授業を目の当たりにして

 ここ数日で2つの授業を見る機会があり、大いに刺激を受けた。
 1つは先月末に行われたレイター講習会での岐阜県の先生の授業映像。いわゆる進学校ではない生徒で、当然単位数も少ない中で英語を学習してきた生徒が、楽しそうにコミュニケーションをしあう姿に感激した。こんなに堂々と、そして生き生きと英語を話す生徒たち。なんてすばらしい実践をされているのかと圧倒されてしまった。
 もう1つは本校で本日行われた研究協議会で同僚の先生による授業。私はビデオを前から撮らせてもらっていただけなのだが、生徒が本当に楽しそうに英語を話している。先生を食い入るように見て発言したり、仲間どうして笑顔で話す姿に、これまでの授業の殻を打ち破る新しい可能性を感じて私もすごくうれしくなった50分だった。
 コミュニケーションを志向した授業。言葉にすると青臭いのかも知れない。しかしそこに秘められた可能性や思いを大事にしたい。そして何より生徒との信頼関係を大事にしながら、生徒も教員も楽しんで英語を学習していくことが英語の授業の根本にあるべきだよな、と改めて思ったここ数日であった。

2013年6月19日水曜日

ジグソーで導入

 久しぶりにジグソーで新しいレッスンの導入。いきなりテキストに入らせると、生徒は「自分とテキストの対話」のモードになってしまって、自分にひきつけたコミュニケーションができない。かといって、教員と生徒との会話も「1対40」では煮詰まってしまいがち。そんなときに場面の切り替えが入って、メリハリができるジグソーは役に立つ。いつもの4人グループで会話して、その間にカードを渡しておく。自分と同じマークの人同士で座って、別のグループをつくってそこで会話。①「会話の型」②「制限時間」③「役割分担」がしっかり決まれば、けっこうキビキビとした活動になることを今回も実感。またおりをみて使っていきたい。

 昨年に引き続き、教育実習生を担当しているが、やはり人の授業を見ることは私自身の勉強にもなる。自分には失われてしまった若さを発揮しながら、授業をしている実習生がまぶしく感じられた1日だった。

 今日から本格的に教科担任面談もスタート。学習方略が多様な教科を担当しているものとしては、こういった英語そのものの質問ではなく(もちろんそれも大事なことはいうまでもないが)、「どう英語を勉強するか」について生徒に伝える機会があるというのはありがたい。できるだけ効果的に彼らの学習が進むよう支援していきたい。


2013年2月18日月曜日

公開授業と全道大会

 15日(金)は本校での公開授業。自分の担任するクラスで行ったが、昨年よりはリラックスして行うことが出来たように思う。ただ、昨年に続いて指導いただいた文部科学省の方のご指摘には勉強になることが多かった。その一つがテーマ設定。社会的なテーマを議論させようとしたが、無理があったようだ。もっとシンプルに、ただ生徒とのやりとりを楽しみなさいよ、とその方に言われているようで、それができない自分にもどかしさも感じた1日だった。しかし、本校の英語の授業が、未知の領域を進もうとしていることははっきりとわかる。指示英語のみならず、英語を本当の意味で使った授業を展開していきたいものだと、気持ちを新たにした。
 
 翌日からの土日は全道大会で帯広へ。生徒は立派に行動してくれた。こういうところでも成長ぶりを見ることができるのは教師冥利につきるだろう。生徒にも地元のインデアンカレーを食べさせることができてよかった。空いた時間に、しばらく行っていなかったラーメン屋である海皇(ハイファン)に行けたことはうれしかった…。博多ラーメンほど油っぽくない、シンプルだがコクのあるラーメン。家族連れで行くにはこじんまりとした店内であるが、出張等で、一人で帯広に行った際にはぜひ。





2013年1月28日月曜日

授業実践セミナー in 浦河



  先月の更新から2ヶ月近く時間がたってしまった。このところ仕事に追われているのと、何だか帰宅しても育児(というかそれにまつわる家事)で時間がとれず、更新できずにいた。

 12月は怒涛のように過ぎ去り、冬休みは10年経験者研修と高教研、部活の引率と帰省に終わり、何だか休んだ気がしない冬休みとなった。しかし高教研ではエネルギーあふれる先生方の発表に元気をもらったり、吉田研作先生によるCan Do Listに関するわかりやすく説得力ある講演を聴いて勉強することができた。

 1月に入り、12月に吹雪のため延期となっていた授業実践セミナーが浦河町で行われた。ワークショップをすることになっていたので行くこととなったが、やはりこちらが勉強になることが多かった。往復12時間のドライブはきつかったが、セミナー自体はやはり有意義だった。他校の生徒の様子を、公開授業を通してみることができるのは、何かと本校の状況と比較できるのでよかったし、他の先生方のワークショップにも、明日から取り入れようというアイディアが多かった。そして何よりグループ討議では、他の先生に自分の意見を引き出していただき、自分や自分の高校が置かれている状況について、再確認ができた。自分の中でもやもやしていた部分も、「そのように見ていてくれているんだな」と他の先生の視点を取り込むことで、少しずつすっきりしてきたように思う。

 2月には本校で、毎年この時期に行われている公開授業が行われる。正直今年は、昨年ほど準備に時間をかけることはできていないのだが、より自然な形で、生徒も教員もリラックスした中での、良い意味で「素」の授業を公開できればよいと思っている。自分なりにがんばろうと思う。

2012年10月18日木曜日

形式と意味のバランス

このところ授業の最初の単語集を使った活動で、また本文理解に関連させて、ペアなどで会話をさせているが、言語形式をある程度あたえつつ、かつ生徒のオリジナリティや創造性が出せるだけの自由度を与えつつ、というバランスを考えている。クラスにもよるが、単語レベルを超えて文やフレーズで話してほしいので、トピックだけ与えることもあるが、よほど面白いトピックでないとなかなか話が継続できない。かといって、全部の場面で、「この表現を使って」、と指定しすぎると、話に広がりが出ない。今行っているのは複文の従属節の部分を生徒につくらせ、主節はこちらで指定する、というパターンが多い気がする。なかなか考えどころだが、落としどころを、その場で瞬時に判断できるようになりたいと思う。

 副教材は平日課題が「UNITE2」へ。朝学習は「9分で読む速読演習」に。リスニングは「Hyper Listening」を進行中。サイドリーダーは「APOLLO13」入る予定。生徒が苦痛にならない、かつ、やりがいを感じられる程度の英語量を確保していきたい。

2012年10月12日金曜日

スピーチコンテスト 

 今年で16回目を迎える1年生恒例のスピーチコンテスト。今年は予選をOC1の時間で行って評価に加えることにして、本選は各クラスから2名ずつを選び、体育館で発表してもらった。生徒は非常に一生懸命取り組んでくれて、全体的に集中力のあるコンテストになった。
 ただ、もう少しユーモアというか、くだけた感じがあってもよかったかもしれない。もっと英語を楽しむ姿勢を育くんででいかなくてはと思った1日だった。また、今日のレイター講習会でも指摘されたことだが、スピーキング活動をカリキュラムに取り入れ始めたものの、いわゆるprepared speechばかりが先行しがちで、improvised interactionというか、即興で行う会話のようなものを、シラバスの中に組み入れるのを怠りがちなので、それをしっかり評価することが必要だなと感じた。ただ、improvisedなものなので、コンテストのような形でやることは難しいとも思う。悩みどころである。3月にはプレゼンテーションコンテストが予定されている。どういう形でやるのか、1年生の先生方と相談していきたい。

2012年9月18日火曜日

ALTとの授業

 担当する1年生の授業では、1人のJTEと2人のALTが受け持つOC1というクラスがある。まさに、恵まれている環境である。ただこれもただ楽しいだけでなく(楽しい、という気持ちが大前提にないとモチベーションの意味からもダメなんだろうが)、英語習得にとって効果的なものにしたい。
 その意味で、8月から一緒に働くことになった2人のALTは、これまで非常に熱心に授業をしてくれて、1年生を担当している私も含めた2人のJTEとしては、大変ありがたく思っている。経験とユーモアがあり授業を引っ張っていく方と、きちんと気配りしながら授業をすすめるもう一方。2人のコンビも息が合っていてそれもありがたい。何より先を見越して授業をしていこうという姿勢があって、仕事も非常にorganizeされている。さらには、生徒に身につけさせたいポイントがあれば教えてくれと言ってきてくれる。さっそく、生徒がなかなか身につけられない関係代名詞の目的格を使った活動を考えてきてくれた。
 週1回ミーティングをして翌週の授業を作っていくことになった。生徒が活動をしながら自然にポイントを習得できるような実践を彼らと積み重ねていきたい。

2012年9月10日月曜日

中学生への体験授業

 昨日は本校の中学校向け学校説明会。地域の中心校だけあって多くの生徒と保護者が来られた。昨年行ったものとほぼ同じ内容であったが、昨年は赴任した年だったために緊張していたのかもしれない。今年はリラックスした気分で授業を行うことができた。
 アイスブレイキングをしてから、6コマリテルをしてもらったのだが、事前に与えられた英文をそのまま読むのではなく、それを見ないで自分なりの言葉で話す、ということが難しかったのかもしれない。もう少し言うと、「自由に発話させたいのなら、なぜ事前に英文をくれるのか」と生徒は思っていたのかも。
 40分の授業時間では英文を与えられてそれを理解・定着するステージと、自由に6コマ漫画を相手に説明するステージの間に、時間的なギャップがあまりとれず、生徒は混乱したのかもしれない。何度かやると、この活動の意味はわかってくるだろうが、初めての生徒には、私のもっていきかたが稚拙だったか。まあしかし、「少しチャレンジングでそれでも楽しい授業」、という印象はもっていただけたようで、まさに普段高校生相手にそのような授業を目指していることを考えると、高校の授業へのイメージを持ってもらう意味では、意義はあったと思われる。自分も久しぶりに中学生とコミュニケーションをとって、新鮮で、学びになった体験授業であった。

2012年8月25日土曜日

Jigsaw

 高英研セミナーで参加したワークショップで体験したJigsawを授業でやってみた。本などで知ってはいたが、実際に体験したことがあまりなかったのだが、やはり身近な人が実践しているのを見ると、私もやってみたいと思うものだ。
 新しいレッスンに入るとき、4パートを全部一人で読むのではなく、各自が1パートを担当する。40人を4つに分け、4パートをそれぞれ10人ずつ取り組ませた。同じパートを担当する生徒同士相談しながら、内容を理解して、「自分なりの言葉で英語にするよう」まとめさせる。本文を箇条書きにする者、日本語に訳す者。キーワードを書き連ねる者、どうしていいかわからない者。その後、パート1からパート4まで、一人ずつ担当者がいる4人のグループを10つくらせ、お互いに自分のまとめたものを話させる。理解したものを英語で伝えるのは難しく、ハードルが高い作業となる。ただ、ねらいはあくまでpre-reading taskなので、理解の促進、あるいは理解への助けとすることなので、これはこれでいいのだと思う。また次の時間、同じようなことをして、理解を深めてもらおうと思う。毎回やるのは大変だが、たまには各パートをチームで担当して、互いに助け合いながらレッスン全体を理解していくというのは、刺激的であった。student-centeredになるし、協力的な雰囲気も育つ。
 post-readingとしてretellに重きをおいた活動にもできそうだ。可能性を感じる活動で、今後も取り入れていきたい。

2012年8月9日木曜日

講習/コンクール/10年研/定期演奏会…

更新が遅れてしまいました。夏休みに入ったものの、休んでいるという実感は全くなく、むしろ通常の授業日より忙しい日々でした。
 まずは講習を5日間。学校祭気分が抜けない生徒を一喝しながら淡々と。7月模試の結果はまずまずだったが、ここから11月模試に大きく下降するのが例年の本校の生徒。なんとか打開策を考えたい。講習終了後の翌日、部活はコンクールに出場。惜しくも全道を逃したが、青春の涙は尊いと改めて実感。
 その日の夜に札幌に移動。翌日から10年研修。講義も面白く、先生方とディスカッションする時間が十分にあり、有意義であった。先生方と夜に交流することもでき、楽しい時間をいただいた。10年経つとライフスタイルにも変化があったり、得意分野が定まったり、学校の中核的なポジションで働いている人も多く刺激になった。自分も一歩一歩地道にがんばりたいなと思えた5日間であった。函館に帰ってきて、町内会の演奏会に生徒は参加して、昨日はいよいよ定期演奏会。楽しいステージを繰り広げ、引退する3年生のスピーチに涙が出そうになったが、生徒はすばらしいパフォーマンスを披露した。
 これから札幌に向かい高英研に参加してきます。それが終わればやっと数日休みをいただきます。帰省してゆっくりするだけですが、それも大切な節目。心と体を休めたいと思います。

2012年7月20日金曜日

Can Do List作成会とGTEC Speaking

ここ数日は学校祭の振り替え休日などもあり、まともな授業日がなかったのだが、合間を縫って英語科の先生方で本校のCan Do Listのブレインストーミングを行った。生徒が卒業した時点でどうなっていてほしいのかを念頭に、ポストイットに考えを書き張り出していくというKJ法のようなやりかたで行ったのだが、思いのほか先生方の考えるイメージが似ていて、納得のいくものばかりだった。何より生徒に対するビジョンを表に出して共有できる、というのは得がたい体験で、建設的な話し合いができた。

本日はGTECのスピーキングを試行的に行った。まだ製品化はされておらず、問題自体も検証の必要はあろうが、スピーキングテストをやること自体は、大変意義があることと思っているので、いつの日にか製品化がされることを願っている。本校の生徒は受験英語の影響もあり、多くのアイテムをインプットしているだろうが、やはりスピーキングで使う主な表現を出す練習が不足していることを今日も痛感した。明らかに彼らよりいわゆる学力は高めでなくても、話せる高校生というのはたくさん存在する。スピーキングで使う語彙や場面を想定させて、練習させるなどして、話す部分を伸ばせないかなと、少し考えさせられた。一方で、思いのほかシンプルに自分の考えを述べることができる生徒もおり、4技能のなかでこのスピーキングは、他の技能と明らかに違う側面を持つことを実感した1日だった。

私も高校時代は受験英語のインプットにいそしむばかりで、accuracyばかりを追い求め、fluencyなどという概念さえ知らなかった身である。それでも自分の知っている表現をしっかり自分のものにすれば、もう少しは話せるようになっていたかもしれない。自信をもって自分を伝えることができる力を高校段階で伸ばしてあげたいなと、今日のスピーキングテストを通して改めて感じた。

2012年7月16日月曜日

学校祭終了、夏休みまで3日間授業。

久々の休日。金森倉庫へ。
無事学校祭も終了した。自分達で何事も成し遂げようとする気質にあふれる生徒たちで担任が登場する場面は全くなかったが、自分達で成功も失敗も受け止めるだけの環境がこの学校にはそろっているのだろう。パフォーマンス部門で輝かしい学年1位となり総合で学年3位になったが、生徒にはその勝因を自信にしてもらいたいものだ。

授業は飛び飛びで3日分ある。夏休みの学習の仕方を伝えるのが1日、文法の授業が1日、宿題の配布と説明が1日という感じである。なかなか思ったようには進まなかった6月、7月であったが、生徒達には、学校祭気分を抜け出して、いい形で夏休みに入ってもらいたいと思っている。

夏休みは10年研に部活のコンクール、定期演奏会、高英研セミナーと、対外的なものだけで大きなものがゴロゴロあり、通常の授業日より忙しいと思われる。それに帰省(これも転勤して子どもが生まれてからは、かなりの距離なので1つの行事である)もきちんとしなくてはならない。健康に留意しながら乗り切りることが、生徒のためにもなる。がんばろう。

2012年7月3日火曜日

Interview Test で Show and Tell

今日はOC1のクラスのInterview Test. これまで発音の違いについて学習してきた生徒たちは、発音テストに臨んだ。その後、自分のお気に入りのものを家から持参してきてもらい、それをInterviewerの前で1分間でプレゼン。その後2,3の質問をして、一人正味3分ほどで終了。40人の生徒は、だいたい13人数程度ずつ、ALT2人とJTE1人のそれぞれがIntervieweとしてr待つ部屋に行き、そこでテストを受けた。

一人ずつと話していると、その子の英語への気持ちや学習履歴を垣間見ることができる。思いのほか発音がよかったり、一生懸命伝えようとする意欲にあふれていたりと、こちらも楽しく有意義なInterviewとなる。何より英語でやりとりをするので、その体験が双方にとってかけがえのないものとなる。そういう機会をきちんと確保していくことが大切だな、と改めて実感。

明日・明後日は日曜日の英検2次試験に向けた面接練習。生徒は学校祭準備もあり忙しいが、面接へ向けてもしっかり準備してほしい。

2012年6月22日金曜日

実習生の研修終了

今日で3週間にわたった実習生の研修が終了した。いろいろと話していてこちらも勉強になることが多く、また実習生も充実した3週間を過ごせたようでよかった。落ち着きがあり、明るく生徒とのやりとりもしっかりしていて、これは教員に向いているなと初日に思った。この仕事は正直ストレスも多く、大変な仕事だけに、適性というものもあるだろう。ただそれは、専門的な知識ではなく、社会人として一定の人間力というようなもので、専門的な技能は、教員になった後にでも身につけていくことができる。問題は教員になる前にあってほしい人間力のほうで、これは後になって一からつくりあげることはできないものかもしれない。彼女はここに来た時点で、それがしっかり身についているように感じられたので、こちらも安心して支援ができた。

授業もコミュニケーション重視の本校の授業をよく理解してくれ、生徒とやりとりをしながら進めてくれた。ペアワークやグループワーク主体の授業であったが、それにもすぐに適応してくれて、自分のことをふんだんに英語で話し、第2言語としての英語の使用者とて、生徒のロールモデルになってくれた。さらに、oral introductionの英語にとどまらず、生徒とinteractionをするための英語も使用してくれるようになり、これは私もteacher talkの大切さを実感していたところなので、私のほうが勉強になる場面を、多々授業の中でつくってくれた。

そして昨日の研究授業。これまでの授業で一番よくまとまっていたし、彼女の力が発揮されていたと思う。生徒もしっかりとついてきてくれたが、やはりそれは彼女の授業力によるところが大きいだろう。

3週間、ほぼ毎日、放課後に話し合いの時間をもったが、こちらの言うことを理解しながら、鋭い質問をたくさんしてくる、本当に優秀な学生だった。すばらしい実習生を担当できて私も充実した3週間を過ごすことができた。中間考査をはさんだために、実際に授業をする機会は少なかったが、少しでも彼女の今後にとってもプラスになる3週間になったのなら幸いである。

それにしても英語教育をともに語りながら考えていくのは楽しいものだ。また志を持った学生と話すのも楽しいものだなと、この仕事の楽しい部分を再発見した3週間だった。わたしもreflective practionerとして日々の授業を様々な角度から振り返られる態度を忘れないようにしなくては、と思った3週間であった。

2012年6月14日木曜日

前期中間考査終了。

今日で3日間にわたった前期中間考査も終了。作成した英語Ⅰのテストも無事終えることができた。リスニングの20点分ではわりと得点していたようだ。しかし与えられた表現を使って自分で英作文をしたり、あるいは、ある状況を与えられて決められた表現を使ってスキットをつくる問題は苦戦したようだ。スキットを作成する問題は、特に男子は苦手な印象だ。シーンをイメージし、文脈をつくりだすのは、やはり女子が得意なのかもしれない。ほとんど記号問題はなく、英語を書き続ける問題の連続のため、50分以内に全部を埋めるのは、至難の業だったのかもしれない。

 さて、こういうときに問題になるのが採点基準なのだが、担当者で納得しつつ、また一方で、ある程度は採点者の裁量に任せながら進めるのがいいのだろう。あまりそこに神経質になっていくと、そもそも、なぜそのような表現力を試す問題を試みたのか、原点がわからなくなっていく。よくテスティングの分野で、「信頼性は妥当性の前提である」「信頼性が担保されないテストは妥当性もない」と言うが、それを現場で言い切ってしまっていいのだろうか、はなはだ疑問だ。信頼性を高める努力を惜しむ必要は無いが、そこばかりに目が言って、妥当性が頭から離れてしまっては、そもそものテストの作門意図や、ひいてはそこにいたる授業のねらいがなんだったのかが、忘れ去られてしまいはしないか。採点者間の信頼性はしっかりとあわせる努力をしつつ、採点者内の信頼性については、ある程度個々人をそれこそ信頼して任せる態度が求められていると思う。特に、絶対評価であり、かつ形成的評価が求められる定期テストにおいては、その部分をあえてrisk-takeすることが個々の教員に求められているように思う。

 明日は採点したテストを返却する。思ったより点数が取れなくてがっかりする生徒も多いだろうが、かならず本物の英語力とコミュニケーション能力がつくためのプロセスであることを、しっかり意識させる返却日にしたい。

2012年6月7日木曜日

志で響きあえたら…

  今日は模試や学習指導など多岐に渡ってお世話になっている会社の方が見えられて、お話しする機会をいただいた。1つ上の学年が顕著な英語力の伸びを示していることが、今回の訪問のきっかけであった。その点を切り口にして、いろいろと英語教育について話をすることができた。

一企業でありながら、また他の業務のあるであろうに、英語教育について本当にいろいろなことをご存知で、こちらもとても勉強になった。普段、授業やテストで行っていることを話したり、また全国の先生方のお話を聞かせてもらったりと、笑いと洞察に満ちた楽しい話し合いとなった。

それにしても学校同士をつないだり、情報を提供したり、またこちらからいろいろと情報を聞いてさらにそれを現場に還元したりと、この会社は楽しそうなことをしている。大学時代の友人もかつてこの会社で働いていたが、何だか楽しそうであった。また何よりこの会社のもつ高い志を、訪問者の方々から感じることができて、うれしい時間を過ごさせていただいた。立場は違えど、夢のために走ることが出来るということは幸せだ。生徒のためにまた明日からがんばろうと思えた1日だった。

2012年5月25日金曜日

本文の内容理解を越えるために。

前期の中間考査も近くなってきたが、ようやく範囲も終えられる目処がついてきた。今年度は、入学して間もない1年生に対して、いきなり教科書に入らずに、橋渡し教材を使って段階的に本校の授業スタイルに慣れてもらうような授業をしてきた。本文のtext handout、新出単語や重要表現を網羅し、さらに自分で文を作ってもらうためのsupplementary handout、そして実際に本文のトピックや重要表現を使ってコミュニケーションをとるためのtask handoutの3部構成である。これまでどうしてもtextの内容理解を目的としがちだったが、手ごわい文章ではなく、平易な文章でtext handoutは構成されている。内容理解にかける時間を減らして、できるだけ多くの時間を自分で文をつくったり、コミュニケーション活動に時間を割くことを狙ったものである。

さて、そこで問題となるのが中間考査の内容。思い切って授業で学習した本文の内容理解はカットし、関連するトピックによる初見読解問題を1問出すにとどめ、あとは自分で文をつくったり、シチュエーションを与えて場面を想像しながら、会話を作成する問題を出すことにした。やはり評価の大きなウエイトを占める考査の内容を変えないと、日々の授業も、どうしても本文の内容理解から先には進まないだろう。今回の考査の内容が、その後の授業に対する生徒の意識にどう影響を与えるか、楽しみである。

2012年4月24日火曜日

サイドリーダー

4月より始まった1年生の授業も、早いもので3週間がたとうとしている。英語が好きな生徒が多いという感触を得た4月であったが、彼らの意欲の火を今後も大きくしていきたい。

今日はGWの宿題を提示。いつもの週末課題を、通常は1冊だが、2冊と、それとサイドリーダー"The Elephant Man"を読んで感想文を提出するのが課題。長期休みにはサイドリーダーを読ませる予定で、1年で7,8冊を課題とするつもり。自分のレベルに合った本(いわゆるi+1ではなく、i-1的なレベルの本)を読んで、すらすらだいたい内容がつかめるんだ、ということを実感させたいと思う。そういったincidental learningと、明示的にがりがりと行うdeliberate learningが一人の学習者の中で、うまく融合することが、日本のようなEFL環境では必須の英語力向上の道だと思う。まあ大前提として、生徒の生徒の側にmotivationはある程度なくてはならないし、それをこれから下げずに、徐々に上げていかなくてはならない。それが私達の仕事の大きな部分を占めること言うまでもないのだが。

しかしOUPのbookworm series stage1であってもなかなか読ませる本があるものだと、今日は3冊そういった本を読んで思った。なかでも"Christmas in Prague"は感動的な本で、職員室で思わず涙しそうになった。私も年で涙腺がゆるくなってしまっているのだろうか。こういった本を英語で理解する楽しみを、きっと生徒は実感していくだろう。1年が楽しみになった1日であった。

2012年4月19日木曜日

文法を通してコミュニケーション

愛知に住んでいる友人が執筆に関わった本。この間その方に送っていただいた。中学校の文法事項を使ったコミュニカティブアクティビティはあるが、高校で扱う文法事項を使った活動を紹介する本は少ないだけに大変ありがたい。

例えば、「時や条件を表す副詞節の中では未来のことも現在であらわす」というような高校で扱う事項も、コミュニケーションにつながるような活動が紹介されており、さっそく使ってみようと思っている。

初々しい1年生に英語を教えていると、こちらも心が洗われる。彼らにとっての英語体験を楽しく刺激あるものにしていきたい。

この本に書かれていた友人の歩みに感動し、思わず職員室で涙しそうになった。英語教育をめぐる自身の葛藤や、それを乗り越えようと理論と実践を融合させようとする彼女の姿勢に目頭が熱くなった。私は、彼女ほどに真摯な歩みはしていないなとわが身を恥じた。また私も初心に帰って頑張りたいと思った1日だった。

2012年3月22日木曜日

今年度の授業が終了

Taylor Swift "You Belong With Me", Coldplay "Life in Technicolor"を
年度末使わせてもらいました。
今年の授業が終了した。本校に赴任して最初の1年であり、最初のうちはとまどうことも、私自身もあったし、そのせいで生徒も混乱することがあったのではないかと思われるが、生徒のたちのがんばりによって何とか1年が終了した。1年を通していろいろなことをさせてもらったし、生徒もついてきてくれてありがたいかぎりであった。話す・聞く、という音声面の指導が、昨年よりも増えた、と最後に行ったアンケートに書いてあった。私としてはむしろもっと音声面を指導したいのだが、受験という面もあり、そうも言っていられないのだろう。ただ随分昨年よりもバランスは最適化されてきたのかも知れない。きちんと基礎ができた生徒が多いだけに(もちろん穴は多々あるが、それでも基本はある)、それを実際に使って話し・書くことで、英語力の伸びが大いに期待できるのが、本校の生徒であることを1年で実感した。

それにはやはり、もちろん授業内での臨機応変な即決・判断と、同時に、長期的な視野にたった綿密な計画にもとづく実行、という両方が求められるのだろう。来年度に向けて動き出していきたい。