勉強合宿として、担当する学年の生徒が参加した合宿が、近郊の温泉ホテルで行われていたが、今日無事に終了した。進路指導部の先生方が中心になって行ってくれて、うちの学年にプラスの効果をもたらしていただいて、何だか申し訳ないが、生徒は熱心に2泊3日の合宿をがんばってくれて、これからの受験勉強の1年間への、良いスタートになったのではないだろうか。
生徒はもちろんなのだが、この3日間は、中心となって企画してくれた2人の先生方への尊敬の気持ちがさらに高まった3日間だった。一人は同じ教科の先生で、普段からお世話になっている大先輩の先生なのだが、生徒へのガイダンスで、また一人ひとりの気持ちを引き出してコメントをしていく、そのライブ感あふれるエンターテイナーとしてのカリスマ性に、改めて凄い人だなと、恐れ入ってしまった。普段から気さくに話させてもらっているが、底知れない力に私もまた学ばせてもらおうと認識を新たにした。また、もう一人は数学の大ベテランの先生で、いつも職員室では、となりの席で仕事をさせてもらっているのだが、その穏やかながらも生徒への情熱を秘めている姿に惹かれていた。その先生の、合宿の最後のスピーチが心に響いて、思わず泣きそうになってしまった。「受験は厳しい。自分との闘いの連続である。しかし、それでも闘いながらも自分を貫いていく姿勢が大切なのだ」とやさしく淡々と語りかける姿勢。先生の以前担当された卒業生から、そういう姿勢の大切さを感じるという旨を、参加した現役の生徒にお伝えしているお姿を見て、人生をかけて仕事に打ち込んでいるプロフェッショナルとしてのお人柄を、垣間見た気がして、感激してしまったのだった。
本当に、尊敬できる先輩に囲まれて、今の仕事ができる幸せを感じた1日だった。来週からまた授業が始まる。大切な時期だ。また気持ちをあらたにやっていきたい。
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