2011年1月26日水曜日

個人と組織のPDCA

 昨年は手帳というものをしっかり使えた1年だった。私は手で計画を手帳に書いたりといった地道な作業はしないが、それでも1年スパンで目標や予定をPCでつくりそれを手帳に張って持ち歩いた。すると外出先でも折を見てそれを見返すことができ、自分に立ち返ることができた。1年という時間軸の中のどこに自分がいるのか、立ち位置を確認して方向性をすぐに取り戻すことができる。そういう意味で手帳というツールの威力を知った。

そういった個人レベルのPDCAはもちろん大切な前提条件であるが、それと同時に組織レベルのPDCAをいかにまわすかも今後の私の課題なのだろう。 


1年のスパンで考えるとき、4月から始まる学校という現場のスタートがよくなるためには1~3月の時間の使い方にかかってくる。日々の仕事に忙殺されると個人において、また組織においてこのPDCAが回せなくなる。1年スパンで考えれば、1~3月はCheckをしActionしてPlanにつなげる非常に密度濃い時間になる。それで、このごろ思うのがこのChcekの仕方。学校現場はわりと自由度の高い教員という職業の集団のため、一人ひとりの考え方が微妙に違うことがある。それはそれでいいのだが、全体で目線を合わせるというか統一の基準を設けていないと「どう評価するか」「どう捉えるか」というCheckの部分で、なかなか意見の一致を見ることができない。しかしCheckがあいまいだとActionしPlanすることは叶わない。その意味では、客観的にCheckができるようなPlan(目標)を、組織として立てることが必要だろう。これは何も数値のみを目標にするという意味ではないが、数値の部分で客観把握ができないうちに目標を立てても、それはただのお題目になるということだ。数値目標はやはり必要だろう。なぜなら、とくに組織でPDCAをまわすときには、単調な言葉の羅列だけではその言葉に載っている「思い」のようなものはメンバーすべてに同じ熱さで共有されるというこはなかなか難しいからだ。

新年度まで残された時間はあるようでない。教科と分掌においてどれだけこのCheck、Action、Planを行えるかが非常に重要。計画的にことをすすめたい。

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