2011年5月16日月曜日

GroupSummary発表

このところpre-readingの段階をどうしようかと思考中である。それはつまり本文を実際に読む前の段階で、どう生徒の脳内にschemeをつくるか、ということで、もちろん単語や熟語の予習プリントも大事なのだが、それはbottom-up approachであり、もっと何か生徒のイメージを喚起するような、top-down approach的な、pre-readingについて思案している。

今日は全く本文を読んでもいない段階で、CDの音声を2回聞いて、生徒にメモを取らせ、それをもとにグループごとにシェアしながらsummaryを5つの文でつくる活動を行った。じゃんけんで勝った生徒が前に出て、グループを代表して発表。1グループ4,5人なので、40人学級だと8~10人発表することになる。それだけ生徒も発表を聞けば、本文の内容を大枠理解できるようになる(と思う)。こういっった生徒間でレベルに差があっても、グループ内で、そしてクラス全体で要約を聞くことで、何度も少しずつ、まったく同じではない異なる文に触れることで、生徒は徐々に本文の内容を理解していくようになる(と期待している)。

今日は、英語の勉強以前に、どこか生徒も私も緊張感の中でこれまで授業をしていて、もう少し活性化した授業がしたかった(といっても授業規律は緩めないが)ので、こういう授業展開にしてみた。おおむね反応はよかったようである。もう少しいろいろとこのpre-readingの活動について調べながら実行に移していきたい。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして、突然のコメント失礼いたします。興味深く拝見させていただきました。一つご質問がございますが、pre-readingとreadingの渡しはどのように行っているでのしょうか?ご回答よろしくお願い致します。

Tetsuo Marugari さんのコメント...

 こんにちは。
 pre-readingではそのほかに現在のところ、単語の定義や熟語を使った文の完成といったbottom-up的なことをやり、また新出単語・重要単語から内容を推測し、本文内容の予想をペアでシェアというtop-down的なことを行っています。
 その後、本文を読む前にListeningだけで内容をおおまかに理解していく活動があるのですが、それもpre-readingとするならば、グループになって、音声を2回聞き、概略をたずねる質問に、協力して答えて発表することを行っています。これもtop-down的なアプローチと言えますね。
 それからようやくreadingなのですが、生徒がsilent readingで意味を読み取っていきますが、その際、TorFを同時に解かせています。silent readingの過程がないと生徒は読解活動ができないので、その時間は確保していますが、ただ傍目から見ると何もしていないように見えるプロセスではあります。そこでT or Fをすることで、生徒の理解度を見る意味も込めてこの活動を行っています。