年間行事の関係もあってこの間終わった前期期末テスト。コミュニケーション英語Ⅱは私が作成させてもらったが、いろいろと反省点も残った。
リスニング問題は前々から本校では導入されているらしいが、指示文を英語にしてCDに焼いて流したものの放送機器と相性が悪く断念。直接アナウンスに切り替え、問題はCDから流すという慣れが必要な作業をする必要が出た。筆記問題も指示文を英語にした。生徒の抵抗をなくすためにStudy Guideを1週間前に配布して傾向をつかませておいた。従来やっている本文の単語穴埋め問題はなくして、単語の定義問題、英問英答、本文中の文を5つ抜いておいて、それを本文の適切な場所に戻す問題、語群整序、そして要約問題とした。特に要約問題はモノローグの本文を、会話文に変えたものがあり、そこに本文と同内容になるように適語を入れていくという問題。ちょうど北大の要約問題の逆バージョンのような形。初見問題を出すのは当然だと思っていたが、定期考査ではそれは出さず、本校は実力考査という長期休み明けの問題で出すことになっているらしく、それはあきらめたので、難易度を上げるのに苦労した。
しかし思った以上に生徒は長文を処理できず(本文はレッスン丸ごと出した)、特に要約問題で苦戦。時間があればできるのに、時間がなかったのでできない生徒が続出した模様である。う~ん、微妙なところだ。出題者としては、もう少し処理すべき英文量を少なくすればよかったとも言えるが、逆に言えば50分でそのくらいの英文を処理できないと(しかも要約文は一度習った文章のアレンジ文)、センター試験や2次試験ではかなり厳しいだろう。その辺の時間と処理量のこともテスト解説時には伝える必要がありそうだ。逆に、普段の授業から提示する英文量が少ないことが根本的な原因としてつきつけられた。授業のあり方から変えていかなくてはならない。
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