今日は2週間にわたった授業公開週間も残り少なくなり、本校の先輩の授業を拝見した。赴任当初に一度拝見して以来であったが、今回も多くのことを学ばさせてもらった。先輩は教科のことでもこのところ特に忙しいだろうし、また部活や分掌でもこの学校のまさに屋台骨を担う働きをされており、多忙を極めておられるだろうに、授業も全く手を抜かず、というか授業を第一にされておられる気迫が伝わってくる方で、今日の授業を楽しみにしていた。
All Englishの授業のひとつのモデルを目の当たりにして大変勉強になった。まず指示するための英語。安定していて聞きやすく、表現も多様で明日からすぐにでも自分で使ってみたくなる表現ばかりであった。次に、生徒とやりとりするための英語。いわゆるteacher talkの点でも勉強になった。生徒を立たせてパフォーマンスさせてコメントを出す。その様子を全体に見せて理解を促進する。聞き取れないところももう一度聞き出して回答を引き出す。さらに、フィードバックを与える英語。勇気がなかったり答えられなくてもポジティブなコメントを笑顔とともに返し、教室の雰囲気をポジティブな状態に安定させていた。
使用しているワークシートはもちろんなのだが、その場のライブ感があるというか、ある一つの番組を見せてもらっているような感覚がした。準備はしているが、それをあえてワークシートに仕込んでおかない、という姿勢も大切なことなのだと、その後の先輩との話し合いで教わった。それに、日本語を使ってもいいのでは、というところもあえて言わず、英語にしている点も印象的だった。「できるだけ英語にしがみついてください」という教科調査官の話がまた思い出された。勤務する学校にこのように尊敬できる先生が多くいらっしゃる、というのはありがたいことだ。またいろいろ学ばせてもらいながら、自分の授業を改善していきたい。
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