引き続き1レッスンをまるごと読む授業を続けている。2クラスで実施しているのだが、そのうち1クラスは1レッスンを終えて次のレッスンの「ムーミン」へ。やはり今までの授業スタイルとは格段に進度が速い。その分こちらもハンドアウト作りのための予習が欠かせなくなっている。supplementary handoutの例文は、教科書の文とは別に独自のものをつくるようにしている。これに時間がかかるが、「この例文で生徒をひきつけよう」「この例文を示した後に、生徒に自分達で文をつくってもらおう」などと考えながらできるので、それがこのところ楽しくなっている。何より例文を自分で作り出すのは自分の勉強にもなり、今までのスタイルでのハンドアウト作りで使っていた頭の筋肉とは違う部分の筋肉を使っていて刺激的である。
これまでこの学校で積み上げられてきたタスクのすばらしさと、新しく作り出そうとしている、生徒や教員とのやりとりにあふれる部分と、両者を足したような授業を目指しているがどうなることやら…。生徒の笑顔に励まされながらがんばっている最中で、試行錯誤はまだまだ続きそうだ。
2 件のコメント:
こんばんは。連日の書き込み失礼します。
貴校が蓄積してきたタスクのノウハウは誇れるものだと私は思っています(だから自校でも取り入れました)。それは、ただ読んで訳して…という授業形態に私が疑問を持っていたからというのと、何度も繰り返し英文に触れる授業展開はできないものか、と思っていたからだと思います。
今Tetsuoさん(達)が持っている問題意識+今までの資産=新しいスタイル
となるのではないでしょうか?
ちなみに、1レッスン読む授業でもJacques達は基本的にintakeのためのtaskの連続でした。outputを指向するとすれば、どのような展開が考えられるか、今後のことも見据え私もじっくり考えてみたいと思います。
jacquesさん、
本校の蓄積を生かしながら、よりコミュニケーション活動をしたいと思っています。intakeのためのtaskはすばらしいものがあり、英語力upに直結するものだと思いますが、そのような学習活動を踏まえて、コミュニケーションを実際に生徒が行うような授業を目指しています。
今のスタイルは扱う英文量が多くなるためそれを踏まえたoutputとなるとどこかをフォーカスして扱い、それを使ってoutput、ということになると思います。まだまだそこにはいたっていません。むしろこのような多量の英文をどのようにスムーズに生徒はinputできるか、inputのあり方をどうするかが目下の課題となっています。
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