2011年9月9日金曜日

copygloss


dictoglossを各パートの最後のほうの活動に持ってきて以来、これまで何回か行ってきたこともあり、今回は趣向を変えて、初めてcopyglossを試してみました。dictoglossが、英文を2,3回聞いてから、それを思い出しつつ英文を復元していく(思い出せない部分は英文の意味が通るように再構成していく)のに対して、copyglossは英文を読み、ある程度時間がたったら(今回は30秒にしました)、それを見ないで英文を復元していくというものです。まずは個人で行わせ、次に4人程度のグループでシェアしながら、英文を再生していきました。その後3人の生徒に自分の「作品」をシェアしてもらいました。

やってみた後に生徒に聞いたところ約3人に2人は、copyglossはdictoglossより難しいという印象を持ったようです。dictoglossと同様、英文を見ていい時間を長くするなどして、難易度は変えられますが、教室全体で音声を聞くというのではなく、今回は生徒一人ひとりが、配られた英文を見てそれを今度は隠して再生する、という個人作業の時間が多くなったので、難しく感じられたのかもしれません。あるいは単にpromptが音声ではなく文字になり、慣れなかったという面もあるでしょうし、また、「目で見たものを隠して再生する」という作業が、「耳で聞いて再生する」という作業より難しく感じるという面もあるでしょう。

いずれにしても教室のダイナミックスという点では、dictoglossに比べて今いち盛り上がりにかけた部分が今日はありました。私自身スムーズに行うために練習が必要なようです。ただ今まで私がやってきたdictoglossでは、グループ活動がメインになって、個人個人が英文を再生する段階が中途半端なままに、グループでシェアして英文を復元させていたので、個人で努力をさせる部分が甘かった面があります。その点、今回のcopyglossは、個人でまずは英文を作り出させる作業をさせたために、その点では有意義だったのかもしれません。

dictglossもcopyglossも「個人作業」と「グループ作業」をどの程度の割合で入れるかというダイナミックスに関わるバランス、また、「完璧な復元を目的とするのか」あるいは、「ある程度幅のある英文を自分(たち)なりに再構成することを目的とするのか」という、活動のねらいに関するバランスなど、かなりflexibleな活動です。生徒の実態とつけさせたい英語力の兼ね合いを見ながら、今後もこの活動を取り入れていきたいと思います。

上の写真は修学旅行の京都の旅館にあった掛け軸の言葉です。すばらしい一言ですね。自分に刷り込みたい言葉です。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

はじめまして、ハンドルネールアンリと申します。
学生の時は気にしてなかったのですが、humann beingとhuman beingsnの違いは単数形と複数系では人と人々で意味が違うのでしょうか?通例Sを付けると辞書に書いてあるのですが。humann beingはhumannと
beingは英語で二つの名詞でhumann beingで英語で一つの名詞ではないですよね?
deal in futuresのfuturesは先物の意味なのですがfuturesと複数形になっているのは先物取引にも日経225先物や商品先物とさまざまな種類があるので複数形になっているのでしょうか?futureも通例Sを付けると辞書に書いてありました。deal in futureとは書いてはいけないのでしょうか?
大変申し訳ないのですができれば御教示下さい。

Tetsuo Marugari さんのコメント...

 すみません。勉強不足でよくわからない問題です。ただin the futureはイギリス英語ではin the futuresと言うというのは聞いたことがあります。アメリカ英語とイギリス英語の違いという面も考えるべきなのかも知れません。答えになっていないと思いますが、正直今の私にはこのくらいで限界です。ご容赦ください。