2011年12月14日水曜日

Opinion Sharing

  他校の先生にヒントをいただいて、このところは題材となるトピックに関して意見をクラスの中で近くの人などとシェアする活動を準備してきた。今日はコミュⅡでも英語表現でもそのような授業を実施してみた。

うちの生徒はまず書いてからそれをもとに話すのが得意なようで、即興で話す力をつけたいのはやまやまなのだが、まず対立する二つの立場にたって、それぞれ意見を書いてもらった。コミュⅡでは、その後、生徒が立つ立場を私のほうで指定して、ペアで意見を述べ合う。その後、ペアを変えてさらに意見を述べ合う。やがて慣れてくると、書いたものを見ないで相手を見て話すように伝える。その後、生徒の立つ立場をペアでスイッチする。それからまた何回か相手を変えて意見を伝え合う。こうすることで相手の話を聞きつつ話す態度を身につけさせたいねらいがある。また同時に、何回か繰り返すことで、自分とは違った意見をどのようにあらわすのか学んだりと、表現の幅を広げる意味もある。

20分くらいだろうか、クラス内で意見を言い合い、全体で何組かのペアに立ってもらって発表した後、今度は個人で、反対の立場に理解を示しつつ、自分の意見を述べる文章を作ってもらった("Though he says.., I think.."."She says that..., but I guess ..."などを使って)。最低8文を課したが、いきなりなんの刺激もなくただ書きなさい、というより格段に取り組み方が違った。かなり脳がactivateされた状態で取り組むとやはり姿勢も文章の量も違ってくるのに驚いた。

 同様に、英語表現では、3人で1チームになって、二人が反対の意見を言い合い、一人はジャッジになってもらい、理由をつけてどちらがpersuasiveな意見か述べてもらった。

どちらもそれぞれ効果はある活動だと思われるし、何よりコミュニケーションを実際にとろうとするので、生徒の取り組みも比較的くいつきがよい活動となった。もう少し構成を考え、日々の授業に取り入れていきたい。

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