2010年12月30日木曜日

1年間ありがとうございました。

 今年は昨年までと違って随分とこのブログに自分の思いを綴ってきました。これまでいろいろと読んでくださった皆さんどうもありがとうございました。今年はアメリカとイギリスに行くこともでき、大変充実した年になりました。そこで出会った地域の方、そして全国の英語教師の先生方に勇気と元気をもらったことは一生の宝です。
来年も走りたいと思いますので、年末年始は充電したいと思います。妻と私の実家は幸いなことに2時間くらいですので、広い北海道では近い部類に入ります。ゆっくりした時間を過ごして来たいと思います。
来年年明け早々に、この3月に卒業した生徒の同窓会に行ってきます。またそれが終われば札幌で研究発表です。その準備もまだ詰めていかなくてはなりません。そして時間があれば、読みかけのペーパーバックを読みたい。英語を黙読したり時には声に出したりしてリズムを感じながら英語で内容をイメージして本の世界に入っていく。風呂でそんなことをゆっくりすることが、私の今の最高の至福の時間となっています。
今年は皆さんお世話になりました。また来年もよろしくお願い申し上げます。

2010年12月28日火曜日

仕事納め

今年も12月28日となり仕事納めとなった。
25日からの4日連続講習も今日が最終日。今回は教科書からの題材をピックアップして4技能を総合的に使う講習とした。授業では1レッスンにあるパートごとにハンドアウトで授業を進めており、音読・暗写によって英文を刷り込んでいく授業形態が中心であるが、講習では「大意把握」を主眼において、1レッスンまるごとの長文を扱う形態とした。

1日目:
単語→リスニング→再話→オーラルイントロ→読解しながらTorF→ペアでQ&A→summary1(標準レベル)
2日目:
文法解説と演習→summary2(発展レベル)→リスニング問題と解答

ということで2日間にわたって扱った。これを2セットで4日間である。

初めての試みだったので、どうなるかと思ったが生徒はがんばって活動に取り組んでいた。今年の1年生は元気さには少しもの足りないところもある気がするが、真剣なところはピカイチ。成績も順調に伸びているし、がんばってもらいたい。

普段と違い、長期休み中は「緊急ではないが、重要なこと」に取り組めるチャンス。1年の仕事を振り返って来年度に引き継ぐための仕事や、次年度の原案づくり、と仕事がはかどった。最後は充実した仕事をさせてもらった進路室と職員室の机周りの掃除で終了。

これから仕事納めの飲み会。ザ・サラリーマンという感じです。

2010年12月26日日曜日

Mexican Christmas

  My wife and I visited my coworker's house to have Mexican Christmas dinner yesterday. She and her husband are really good at cooking and we always enjoy their food. This time, we could get a chance to have Mexican food.
  We are happy to see their pleasant faces to have presents from us, culinary books. I was surprised and very pleased to have a stylish scarf from them.
  She said it is weird to have a Christmas party before 25th like 24th and 23th, and from 25th on, the atmosphere is totally changed into New Year prep season in Japan, selling like Shime-Kazari. She said "It is 25th that we should celebrate the Christmas!" She is absolutely true. Well,  you know, Japan is a funny country.

2010年12月24日金曜日

クリスマス



妻と私で1年に1回クリスマスに夕食を食べることにしているが、今年は札幌の「かやの茶屋」へ。数年前に一度いった事があったが、その当時と同じ雰囲気で夕食を堪能することができた。翌日は妻が美容室に行っている間に、私は「宮越屋コーヒー」へ。学生時代から好きなコーヒー屋。雑誌を読んだりまったりしたりと、何時間いても落ち着く空間だ。夕食は早めに「チロリン村」へ。ここの「アスパラとチキンのカレークリームスパゲティ」が私のお気に入り。男らしいスパゲティをたらふく食べさせてくるリーズナブルな店で、ここも学生時代からお世話になっている。かれこれ札幌を離れて10年になるが、常宿ならぬ常コーヒー屋や常パスタ屋があるというのは幸せなことだ。
明日からは4日間の冬期講習。いつもと違う試みで、文法一辺倒ではなく総合的に力をつけるようなプログラムにしてみたが、果たしてうまくいくだろうか。その後はALTの家にお邪魔する予定。仕事納めまでの4日間、年の瀬の仕事をきっちり終わらせたい。

2010年12月19日日曜日

耐久勉強会終わる

 1年次を対象にして行われた10時間耐久勉強会。紆余曲折を経て、ようやく昨日終了した。率直な感想は「やってよかった」ということ。何より生徒がこれほどがんばって集中し続けられることに、驚き感動した。校長先生も1日中参加してくださり、挨拶もしてもらったことで、生徒のやる気も高まった。特に「私語をしないことがコツ」と、耐久勉強会を実際に経験された校長先生から一言をもらったのが、集中した空間を作り出す大きな原動力になった。
当初「自分の仕事じゃない」とあまり乗り気になれんかった勉強会だったが、身近な先生に愚痴を言い、それを受けとめてもらいながら、何とか開催することができた。夜は開放感から、その身近な先生がたに声をかけて飲みにつきあってもらった。尊敬できる同僚や上司に恵まれてありがたい限りである。道南にあるこの場所も昨日はいつになく冷え込んだが、うまい酒を飲むことができた。

2010年12月17日金曜日

各科目の冬休み前の準備

 この1週間は、各科目冬休み前の準備をした。

英語Ⅰ・・・・・・冬休みの課題づくり、英語科通信の作成と印刷
OC1・・・・・・・・ポスタープレゼンの原稿フォーマットとルーブリックつき相互評価シート作成
PCLL演習・・・OC1と同様、ポスタープレゼンの準備

長期休暇を利用して生徒には本物の英語力をつけてほしい。たとえ進学校ではないうちのような学校でも、英語力をつける王道を歩んでほしいと切に願う。

明日は1年次の10時間耐久勉強会が本校で行われる。英語は特に、「どのように」よりも「どのくらい」やるか、量がまずは大事な教科。10時間をがんばりぬいてもらいたい。

2010年12月12日日曜日

文字通りの師走

このところ、一年分の総仕上げという感じで仕事がたまってきている。まるでテトリスが積みあがってゲームオーバーになりそうな切迫感に襲われる。1年の締めくくりのこの季節は毎年そういう感じがするが、今年は特にその感覚が強い。土日に時間が取れないのが痛い。平日は完全に仕事モードになってしまってオーバーワーク気味なのも痛い。こういうときこそ、「緊急・重要マトリックス」で言えば、「緊急でないが重要な仕事」に集中できればいいのだが、いかんせん、「緊急かつ重要な仕事」に集中してしまうクセが秋口からついてしまい、ここまで来てしまっている。

今週は少しでも早く家路に着き、書斎に向かう時間を無理やりつくって自己と向き合う必要がある。そうでもしないと、外側からの要請に応えるだけの日々で1年が終わってしまう。常にビジョンを持って、自分から主体性を持ってかかわるには、主導権を奪回する必要がある。コビー博士の言葉を思い出す必要がありそうだ。

2010年12月7日火曜日

進路指導関係の出張×2

昨日は札幌で、1日で二つの進路指導関連の研修会に出席してきた。それぞれにプレゼンというか発表を聞いてきた。ひとつは公立の学校の先生による、もうひとつは民間予備校の先生によるものである。やっぱり話し方というかテンポというか、眠くならなずに聞ける人というのが存在する。そして資料はあまり参加者にたくさん読ませちゃだめだな、ということを学んだ。なるべく図解的なイメージを喚起できるものを選ぶべきだと感じた。

内容は、1つ目はわりと近隣の地区にある、うちと同じような進路多様校での実践で、非常に興味深く、その発表ほど踏み込んではいないものの本校でも実践していたテーマであったため、思わず質問してしまった。また進学校の先生による発表もあったが、どんな学校に勤めていようと、今は生徒の意欲低下・勉強意欲の減退に悩んでいて、親御さんへの説明も含めて、当たり前のことを当たり前だとおもって看過せずに、根気よくアピールすることが大切なのだなあと改めて思った。2つめの研修は、今年度の入試予想と、教科ごとの入試研究。特に英語の研究は、このような予備校のお話を聞くことがはじめてだっだけに面白く聞くことができた。それに何しろ話のテンポと調子がすばらしく、研究されているんだろうなあと英語そのものよりも、その講師の先生に注目してしまった。

2010年12月3日金曜日

高英研の会議

本日は札幌で高英研の会議に参加。北海道のこのような形の研修会は全国的にも珍しい活発な研修会であるとのこと。道内から高校現場で教えておられる先生方の会議の場に参加させてもらっているが、大きな刺激を得た場であった。

英語教育や生徒への気持ち、何とかしたいという思いの大きさに圧倒されそうになった。その切実感、ビジョン、ユーモア、周囲への配慮。組織を動かし、同僚や生徒に魅かれる先生というのはこういうものかと、そのオーラに感心しきりであった。本当は発言もしたほうがよかったのであろうが、今回はどうしてもその話に耳を傾けていたくなってしまったのだった。

そのような器の大きな人々に囲まれていると、日々の自分の矮小さが逆になんだか情けなくなってきた。日々、○○先生が動かない、○○先生がやってくれればと、人のせいにしている自分。それもひっくるめて全部まるがかえしたまま、進めばいいじゃないかと、その先生方に接していると思えてくるのだった。自己の成長と深化、生徒への思いやりがそのまま授業力に直結する高校現場での英語教師という仕事の面白さと怖さ、深みを一心に感じることのできた1日であった。