2010年12月30日木曜日

1年間ありがとうございました。

 今年は昨年までと違って随分とこのブログに自分の思いを綴ってきました。これまでいろいろと読んでくださった皆さんどうもありがとうございました。今年はアメリカとイギリスに行くこともでき、大変充実した年になりました。そこで出会った地域の方、そして全国の英語教師の先生方に勇気と元気をもらったことは一生の宝です。
来年も走りたいと思いますので、年末年始は充電したいと思います。妻と私の実家は幸いなことに2時間くらいですので、広い北海道では近い部類に入ります。ゆっくりした時間を過ごして来たいと思います。
来年年明け早々に、この3月に卒業した生徒の同窓会に行ってきます。またそれが終われば札幌で研究発表です。その準備もまだ詰めていかなくてはなりません。そして時間があれば、読みかけのペーパーバックを読みたい。英語を黙読したり時には声に出したりしてリズムを感じながら英語で内容をイメージして本の世界に入っていく。風呂でそんなことをゆっくりすることが、私の今の最高の至福の時間となっています。
今年は皆さんお世話になりました。また来年もよろしくお願い申し上げます。

2010年12月28日火曜日

仕事納め

今年も12月28日となり仕事納めとなった。
25日からの4日連続講習も今日が最終日。今回は教科書からの題材をピックアップして4技能を総合的に使う講習とした。授業では1レッスンにあるパートごとにハンドアウトで授業を進めており、音読・暗写によって英文を刷り込んでいく授業形態が中心であるが、講習では「大意把握」を主眼において、1レッスンまるごとの長文を扱う形態とした。

1日目:
単語→リスニング→再話→オーラルイントロ→読解しながらTorF→ペアでQ&A→summary1(標準レベル)
2日目:
文法解説と演習→summary2(発展レベル)→リスニング問題と解答

ということで2日間にわたって扱った。これを2セットで4日間である。

初めての試みだったので、どうなるかと思ったが生徒はがんばって活動に取り組んでいた。今年の1年生は元気さには少しもの足りないところもある気がするが、真剣なところはピカイチ。成績も順調に伸びているし、がんばってもらいたい。

普段と違い、長期休み中は「緊急ではないが、重要なこと」に取り組めるチャンス。1年の仕事を振り返って来年度に引き継ぐための仕事や、次年度の原案づくり、と仕事がはかどった。最後は充実した仕事をさせてもらった進路室と職員室の机周りの掃除で終了。

これから仕事納めの飲み会。ザ・サラリーマンという感じです。

2010年12月26日日曜日

Mexican Christmas

  My wife and I visited my coworker's house to have Mexican Christmas dinner yesterday. She and her husband are really good at cooking and we always enjoy their food. This time, we could get a chance to have Mexican food.
  We are happy to see their pleasant faces to have presents from us, culinary books. I was surprised and very pleased to have a stylish scarf from them.
  She said it is weird to have a Christmas party before 25th like 24th and 23th, and from 25th on, the atmosphere is totally changed into New Year prep season in Japan, selling like Shime-Kazari. She said "It is 25th that we should celebrate the Christmas!" She is absolutely true. Well,  you know, Japan is a funny country.

2010年12月24日金曜日

クリスマス



妻と私で1年に1回クリスマスに夕食を食べることにしているが、今年は札幌の「かやの茶屋」へ。数年前に一度いった事があったが、その当時と同じ雰囲気で夕食を堪能することができた。翌日は妻が美容室に行っている間に、私は「宮越屋コーヒー」へ。学生時代から好きなコーヒー屋。雑誌を読んだりまったりしたりと、何時間いても落ち着く空間だ。夕食は早めに「チロリン村」へ。ここの「アスパラとチキンのカレークリームスパゲティ」が私のお気に入り。男らしいスパゲティをたらふく食べさせてくるリーズナブルな店で、ここも学生時代からお世話になっている。かれこれ札幌を離れて10年になるが、常宿ならぬ常コーヒー屋や常パスタ屋があるというのは幸せなことだ。
明日からは4日間の冬期講習。いつもと違う試みで、文法一辺倒ではなく総合的に力をつけるようなプログラムにしてみたが、果たしてうまくいくだろうか。その後はALTの家にお邪魔する予定。仕事納めまでの4日間、年の瀬の仕事をきっちり終わらせたい。

2010年12月19日日曜日

耐久勉強会終わる

 1年次を対象にして行われた10時間耐久勉強会。紆余曲折を経て、ようやく昨日終了した。率直な感想は「やってよかった」ということ。何より生徒がこれほどがんばって集中し続けられることに、驚き感動した。校長先生も1日中参加してくださり、挨拶もしてもらったことで、生徒のやる気も高まった。特に「私語をしないことがコツ」と、耐久勉強会を実際に経験された校長先生から一言をもらったのが、集中した空間を作り出す大きな原動力になった。
当初「自分の仕事じゃない」とあまり乗り気になれんかった勉強会だったが、身近な先生に愚痴を言い、それを受けとめてもらいながら、何とか開催することができた。夜は開放感から、その身近な先生がたに声をかけて飲みにつきあってもらった。尊敬できる同僚や上司に恵まれてありがたい限りである。道南にあるこの場所も昨日はいつになく冷え込んだが、うまい酒を飲むことができた。

2010年12月17日金曜日

各科目の冬休み前の準備

 この1週間は、各科目冬休み前の準備をした。

英語Ⅰ・・・・・・冬休みの課題づくり、英語科通信の作成と印刷
OC1・・・・・・・・ポスタープレゼンの原稿フォーマットとルーブリックつき相互評価シート作成
PCLL演習・・・OC1と同様、ポスタープレゼンの準備

長期休暇を利用して生徒には本物の英語力をつけてほしい。たとえ進学校ではないうちのような学校でも、英語力をつける王道を歩んでほしいと切に願う。

明日は1年次の10時間耐久勉強会が本校で行われる。英語は特に、「どのように」よりも「どのくらい」やるか、量がまずは大事な教科。10時間をがんばりぬいてもらいたい。

2010年12月12日日曜日

文字通りの師走

このところ、一年分の総仕上げという感じで仕事がたまってきている。まるでテトリスが積みあがってゲームオーバーになりそうな切迫感に襲われる。1年の締めくくりのこの季節は毎年そういう感じがするが、今年は特にその感覚が強い。土日に時間が取れないのが痛い。平日は完全に仕事モードになってしまってオーバーワーク気味なのも痛い。こういうときこそ、「緊急・重要マトリックス」で言えば、「緊急でないが重要な仕事」に集中できればいいのだが、いかんせん、「緊急かつ重要な仕事」に集中してしまうクセが秋口からついてしまい、ここまで来てしまっている。

今週は少しでも早く家路に着き、書斎に向かう時間を無理やりつくって自己と向き合う必要がある。そうでもしないと、外側からの要請に応えるだけの日々で1年が終わってしまう。常にビジョンを持って、自分から主体性を持ってかかわるには、主導権を奪回する必要がある。コビー博士の言葉を思い出す必要がありそうだ。

2010年12月7日火曜日

進路指導関係の出張×2

昨日は札幌で、1日で二つの進路指導関連の研修会に出席してきた。それぞれにプレゼンというか発表を聞いてきた。ひとつは公立の学校の先生による、もうひとつは民間予備校の先生によるものである。やっぱり話し方というかテンポというか、眠くならなずに聞ける人というのが存在する。そして資料はあまり参加者にたくさん読ませちゃだめだな、ということを学んだ。なるべく図解的なイメージを喚起できるものを選ぶべきだと感じた。

内容は、1つ目はわりと近隣の地区にある、うちと同じような進路多様校での実践で、非常に興味深く、その発表ほど踏み込んではいないものの本校でも実践していたテーマであったため、思わず質問してしまった。また進学校の先生による発表もあったが、どんな学校に勤めていようと、今は生徒の意欲低下・勉強意欲の減退に悩んでいて、親御さんへの説明も含めて、当たり前のことを当たり前だとおもって看過せずに、根気よくアピールすることが大切なのだなあと改めて思った。2つめの研修は、今年度の入試予想と、教科ごとの入試研究。特に英語の研究は、このような予備校のお話を聞くことがはじめてだっだけに面白く聞くことができた。それに何しろ話のテンポと調子がすばらしく、研究されているんだろうなあと英語そのものよりも、その講師の先生に注目してしまった。

2010年12月3日金曜日

高英研の会議

本日は札幌で高英研の会議に参加。北海道のこのような形の研修会は全国的にも珍しい活発な研修会であるとのこと。道内から高校現場で教えておられる先生方の会議の場に参加させてもらっているが、大きな刺激を得た場であった。

英語教育や生徒への気持ち、何とかしたいという思いの大きさに圧倒されそうになった。その切実感、ビジョン、ユーモア、周囲への配慮。組織を動かし、同僚や生徒に魅かれる先生というのはこういうものかと、そのオーラに感心しきりであった。本当は発言もしたほうがよかったのであろうが、今回はどうしてもその話に耳を傾けていたくなってしまったのだった。

そのような器の大きな人々に囲まれていると、日々の自分の矮小さが逆になんだか情けなくなってきた。日々、○○先生が動かない、○○先生がやってくれればと、人のせいにしている自分。それもひっくるめて全部まるがかえしたまま、進めばいいじゃないかと、その先生方に接していると思えてくるのだった。自己の成長と深化、生徒への思いやりがそのまま授業力に直結する高校現場での英語教師という仕事の面白さと怖さ、深みを一心に感じることのできた1日であった。

2010年11月28日日曜日

英検セミナー

会場の北大にはノーベル賞鈴木教授の横断幕がかかっていた。

土曜日は札幌まで足を伸ばし英検主催の英語教育セミナーに行ってきた。札幌国際情報の英検を使った指導法や、松本茂氏の「英語での指導を実現させるための発想と方法」と題した講演も面白かったが、やはりハイライトは、向後教科調査官による「英語教育の改革の方向性と言語活動の実際」というテーマでのプレゼンだった。役人だけあって、「こうしていただきたい」という圧のある話が多かったが、それでも声の通りや大きさ、英語の発音のすばらしさ、話の明確さなど、勉強になるところが多かった。そして何といっても、英語のスライドで学習指導要領に出てくる用語を英語で説明してくれるところが興味深かった。思考力・判断力・表現力というのは"Abilities to think, judge and express oneself"というのか、など訳してしまえばそれまでだが、そういう風に訳した背景も伝わってきて、お題目に見えてしまう指導要領に流れる「熱」を感じることができた。去年旭川北高校で太田視学官が、「旭川北高校の実践に勇気付けられてこの指導要領を書くことができた」とおっしゃっていたが、実際に書いている人、深く関わっている人の生の声に触れられるというのは貴重な機会だと思う。もちろんアカデミックな世界の俯瞰的な視点による講演は貴重だが(その意味で松本先生のお話も大変興味深かった)、こうした「お役人」による、実際の「当事者」による言葉にも、これから耳を傾けていきたい。

今日、日曜日は明日の英語科会議の準備と、これまでの実践をまとめた文章の推敲にほとんどの時間があてられた。これまでの取り組みを整理していくのは有意義な時間である。このところ一向に進まない組織のありように辟易していただけに、自分のささやかながらの成長と、本校の英語教育の歩みを振り返って元気をもらえた気がする。帰宅後は年賀状の用意も進めることができた。さて、本当にラスト1ヶ月である。気を引き締めて年を締めくくっていこう。

2010年11月26日金曜日

まとめの11月、12月


 1年の仕事の集大成が11月と12月。大きな行事である進路ガイダンスが終わり、ひと段落と思っていたが、これから12月まで、そして3月まで責任を果たさなくてはならない仕事が待っている。そのひとつは自分の仕事ではないと思っていた仕事。Bossに言われてやりはじめた仕事だが、まだ自分に当事者意識が出てこないでいる。状況のふがいなさに、担任団を責め、強い口調で非難してしまう自分がいる。今日は先輩教員にいさめられ、逆にありがたく感じた。私のような若造をいばりちらしておかせる組織もどうかと思ってしまうこのごろ。まずは自分が変わらなくては。

 英語関係でも12月の忙しい時期に限ってたくさん面白い研修の案内が届く。もう少し早く教えてくれよと思う。秋の段階でわかっていればもう少し参加できたのに。明日は英検関係のセミナーが札幌で開催されるので言ってこようと思う。教科調査官の話が聞けるので今後の動向を探ってきたい。そして1月は自身の発表がある。しかしこれはあくまで本校英語科のここまでの歩みの紹介だと思っているので、英語科全体ですり合わせをしてコンセンサスを得ておく必要がある。週末はその準備に追われるだろう。

 師走が近づくにれ、心身ともにプレッシャーがかかってくる。いつものことである。体調だけは大切にしたい。十分な急速と睡眠時間の確保は必須だ。2日前に壊れていたボイラーも直った。2日間シャワーに入れず、近くの温泉に言っていたのだが、すばらしい早朝を過ごせた。北海道・全国に誇る温泉の1つであろう。

2010年11月25日木曜日

Thanksgiving Day Dinner


  Last Tuesday, my colleague invited my wife and I to her house to enjoy Thanksgiving dinner she cooked. It was my first time to try traditional Thanksgiving day dinner. Turkey, gratin, deviled egg, gravy, pumpkin cake and on and on. It was perfect. She was really a great cook. I heard it took her almost all day from early morning to cook that wonderful dinner. Thank you so much!

2010年11月17日水曜日

GTEC終了


 本校ではGTECは行っていないのだが、今回無料でパイロットテストを行ってはどうかという提案をいただき、無料でならということならば、ということで英語科の意見の一致を見ることができ、実施することができた。教材の中身も実際に始めてみさせてもらったが、これならお金は多少かかっても真の英語力を測る中身になっており、またモチベーションも自然とあがる内容で、私が高校生なら喜んで受けたいなと思うテストであった。
ただ、現状として本校の生徒のレベルを見ると、高校1年生ではCoreレベルがいいところだろうなと感じた。Basicレベルなら、特進クラスの生徒ならまだしも、普通クラスのレベルだと厳しい感じがある。別にそれが悪いというのではなく、これからどんどん英語力を伸ばしていけばいいのだが、現実として、Basicだとテスト自体はいい中身だが、本校の学力層にマッチしていない、ということである。
結果は1月に返却される。楽しみに待っていたい。

2010年11月14日日曜日

読書と飲み

 この週末は職場にもいかずほとんど家で読書に費やしたのと、同僚の先生のうちにお呼ばれして遊んできました。小さい子どもさんの相手をしながら、尊敬できる先生の話に耳を傾け楽しいときを過ごせるのは至福です。ありがたい限りでした。定見というかフレームワークをしっかりもたれている方。こちらの質問にも反応が早いし答えも的確。やっぱりこういう人とのつながりを大事にしていきたいものです。
週末は仕事に応用できそうなこちらと、これも職場の先輩に進められた話題の本のこちらを読了。どちらも中身が充実しており、有意義でした。レビューもmixiで書いているので、詳しくは「自己紹介」のページから入ってみてください。
それにしてもやはり読書はいいですね。最小の投資でこれほどの充実感が得られるものは読者しかないと今のところ思います。まあぼくが出不精でわりとbookish personだからだけなのかもしれませんが…。

2010年11月11日木曜日

進路ガイダンスと指導主事訪問

今週はまだ水曜日(木曜日になってしまったが…)だというのに、随分長く感じている。というのも、水曜日は1,2年生合同の進路ガイダンスで、21人の大学の先生の出前講義を本校で実施するという、進路指導部としての一大行事であったからだ。今年はその主担当ということで、随分前から部長・部員と協力しながらことを進めてきた。しかし最後の最後で運営上のミスをしてしまい、多少混乱をきたしてしまった。主担当1人でチェック機能が働かないというのはまずいなと、今回の失敗を通して感じたが、悔やまれるミスであった。
さらに今日は指導主事訪問があり、初任のとき以来約10年ぶりに、指導主事に授業を見てもらうこととなった。さすがに進路ガイダンスとの兼務はきつかったが、10年ぶりのチャンスということで、この貴重な機会を逃すことはしまい。やはりリスクを犯して挑戦してみると、失敗も含めて、いろいろ助言をいただけるので、大変ありがたい機会となった。「教員だったころもすばらしい先生だったのだな」と思える実力のある指導主事から、いろいろと教えてもらえることはこの上ないチャンスである。情報も多様にお持ちであり、ちょっとしたアドバイスも、やさしい中にも、鋭く厳しい視点が入る。非常に勉強になる合評会であった。
一つの大きな山を越えた本日。年末に向けしっかり仕事をしていきたい。

2010年11月7日日曜日

同窓会での地区研修会

 先ほど、同じ大学出身者の集う地区研修会から帰ってきた。教育を取り巻く事象に対して俯瞰的に解説してくださる先輩の研修を受けることができることは貴重な機会であり、日ごろ目の前のことに忙殺されている私にとって稀有な学びとなった。自分の教育者としてのビジョンは何か、鋭く自分に問われている気がした。それがない小手先の技術論では、この仕事を続けていくのには厳しいのだなと改めて感じた。対極的なまなざしをもって、戦略的に実行していく必要を感じた1日だった。
同時に感じたのが、上に立つ人々がもつ謙虚さ、話のうまさ、そして気の使い方であった。どれをとっても自分にはないもので、そういうものを自分の中に涵養していくことが大切だと学んだ。リーダーシップやマネジメントの大切さを技術論的に感じていたこのごろであったが、やはりその前に一人の人として、行き方として自然に人様に示せるようになりたいものだと、痛切に感じた研修会であった。

1年の目標の進捗状況

巷には手帳が売られる時期となり、もうすぐ1年も終盤に入った感がある。毎年手帳に目標を貼り付けているが、仕事関係では、次のような目標を立てて1年をスタートした。

①All Englishの授業を主体とした「ワクワクする、憧れを抱かせる、わかりやすい授業」を展開する。
②「本校の英語とはこういうものである」と内外に示せる「本校式英語」を開発し発信する。
③主に大学進学者を対象に、これまでの進学指導の蓄積を集約し、「本校の進学指導」を系統性を持って整理する。

①は英語授業者として、②は英語科として、③は進路指導部として取り組みたいと思って認めた目標である。振り返ると、特に③が薄い気がする。自分でも気づかぬうちに、どこかで「楽をしたい」あるいは「がんばっても無駄だな…」という気持ちが先行し、この仕事に打ち込んでこなかったことがわかる。段取りをしっかりと立て、詳細なステップに落とし込んで、着々と仕事を進めてこなかったということもある。
今日は地区で、同じ大学出身の同僚や先輩が集まる会が開かれるが、普段は聞けない研修の機会となっており、また情報交換のスピーチを通して、毎年1年を振り返る大切な機会となっている。残り少ない今年、そして3月までの今年度中に、何とか形を残すために努力し、本校の英語授業、本校の進学指導というものを系統だったものにしていきたい。

2010年11月6日土曜日

The Round Trip




My wife and I took our colleague in my school, her husband and his mother to Tokachi district today.We ate famous food there called Butadon which means rice with pork on top, enjoyed teas and cakes in a cafe, and took a walk in a park.
   We drove like a circle from my town via Obihiro to my town again. It was a long drive, but we enjoy ourselves a lot.

2010年11月4日木曜日

Speech Contest

      I took a paid leave to see my students give their speech in a local speech contest. One of them were who I had been in charge of, in terms of improvement of his speech. Compared with his previous speech one year ago, he did much better! His pronunciation became greater than last year because he corrected his intonation and accent. Since his topic was socially interesting one,  I hoped he would get some special prize, but he didn't. Though I was a bit disappointed, I'm sure he did his very best. The judge commented at the closing address that speech is scary thing even for American. I thought it was not so for them, so I was a bit surprised at the fact. He also said that he is proud of participants because they did in their second language. I thought so too. All participants surely became more confident in using their own English.
     I remembered I also took part in a speech contest when I was in junior high school. I could be motivated to speak English from that kind of experiences. I want to appreciate the teacher who taught me how to speak English. Using English is fun. Communicating with L2 is intriguing phenomena. I hope he is more motivated to use English and keep learning it through his life.

2010年11月3日水曜日

The importance of a role model

実践ビジネス英語著者 杉田敏氏
     As I wrote at the previous post, the radio English program features three respectable learners using this program. They showed us how to brush up English while using it in their workplaces or preparing for studying abroad.
     I was very impressed with the three persons' great pronunciation, natural tempo, and sophisticated words and phrases they smoothly use in their daily basis. For example, I know of course the phrase "you know", and "this is what I think is most important". But both are just stored in my brain and not yet activated to be used naturally. I noticed I needed to repeat and use it more and more. 
      As for the way I learn English, it was basically the same as ones they three persons did. Repeat, say aloud, and record their voice. But for me, the chance to use it in natural setting may be a bit limited. I will try to expand the opportunity to speak the words and phrases I learned in this program.. 
      Anyway, the program tuned out to be very helpful to learn English as a learner and at the same time to teach English for me in turn to be a role model hopefully.  

2010年11月1日月曜日

組織の一員として

 私が勤務している学校の校長先生は信頼の置ける方である。前の校長も素晴らしかったが、今年の校長も大いに尊敬できる立派な方だ。褒めるところは褒め、激励するところは激励してくれる。時には叱咤して人をやる気にすることもできる。
今日は校長先生から大きいヒントをもらったような気がする。どんな組織でも仕事には2つあり、1つは物事を実行に移すこと、もう1つは合意形成である。民間であれば合意形成よりも実行に移す仕事のほうに比重が置かれるが、学校のような組織は合意形成に7割のエネルギーが裂かれ、残りの3割で物事を実行に移すという本来の仕事をしなくてはならない現状があるとのこと。確かに教育は社会の一線で活動する産業界の10年、いや50年後を行っているなどと言われるから、私も納得しながら聞いていた。続けて校長先生は、今年の職員のメンバーの話をしてくださった。今年は合意形成が比較的しやすい面子が揃っている。そして最後に、ならば組織として人に動いてもらいながら、実行に移す段階に来ているのではないかとアドバイスをいただいた。
私は実は、このところ発破をかけられているある仕事に関して、「それは担任がすることだ」と割り切っていたため、先週、校長からアドバイスをいただいたときにはその意味がよくのみ込めなかったのだと思う。進路副部長という仕事を与えられながら、無意識のうちに自分の仕事に壁をつくり、どうも前例踏襲主義に陥っていたのだろうか。今回また直接アドバイスをいただき、その意味するところを納得させてもらったような気がする。すでに機は熟しているのかも知れない。私はそれを感じずに、人のせいにしていたようである。
理知的に、しかもユーモアを交えながらアドバイスをいただける上司が組織にいてその下で働けるのは幸せだ。安心して思いっきり仕事に打ち込めるからだ。若い者があきらめる組織を作りたくない、とおっしゃる校長先生の話に感動さえした。残りの半年で何ができるのかわからないが、やれるだけのことを実行に移し、生徒のために働いていこうと思えた。

2010年10月31日日曜日

大戸屋&Starbucks


昨日は苫小牧市まで1時間15分ドライブの末、かばんを買いに出かけた。ショッピングモールに入っているのが定食屋の「大戸屋」とStarbucks。どちらも東京にいるときにお世話になった。大戸屋は健康志向+リーズナブルなお値段、Starbucksは軽快で落ち着いたな内装とコーヒー一杯で何時間も粘れる勉強に適した空間、ということで、大好きな店だった。大戸屋ではいつも食べていた「味噌カツ丼+そば」を、Starbucksではいつものコーヒーではなくてモカフラペチーノを注文。
勤務地自体はそれほど都会ではないものの、1時間少しでこういった落ち着くチェーン店に行けるのは幸せである。

2010年10月30日土曜日

実践ビジネス英語『特別企画』

週に3回聞いている実践ビジネス英語。今はインターネットで聴くことができるため、好きな時間に聞くことができる。週5回ではなく3回というのがいい。仕事で疲れていて聞けない日もあるが、3回だと1週間のうちに時間を作って聞くことができるからだ。
今週はラジオで特別企画をやっているようで、実践ビジネス英語を聞いて英語力をつけたビジネスパーソン3人にお話を聞いている。インターネットは1週間遅れでアップされるため、来週に3回分を聞ける予定。これは非常に楽しみだ。アドレスは下記の通りです。試しに聴いてみてはいかがだろうか。

http://www.nhk.or.jp/gogaku/english/business2/index.html

2010年10月24日日曜日

Clustr Maps(英語の「広がり」と日本語の「密度」)



上はこのブログのClustr Maps (visitorの場所を教えてくれるサービス)。
下は以前英語で書いていたブログのそれ。

英語で書くだけでこんなに多くの人が自分のサイトを見てくれる。ちなみにどちらも4000アクセス程度。しかし日本語で書くと日本は人口密度が高いためか、日本に厚みのあるリピーターをいただけるというメリットもある。ガラパゴス化という現象がささやかれる日本経済だが、しかし3位とはいえ、有数の市場規模を誇る日本を、世界企業が看過できないのはそうした特徴にもあるのだろう。

日本語と英語。両者を知り、学ぶ意義は大きい。

2010年10月21日木曜日

変革されていく学校の中で

 私がこの学校に来て7年目になる。その間この学校は普通クラス6間口だった3年生が卒業後、5間口完成となり現在に至る。その間、特進クラスが5クラス中1クラス作られ、進路別学級編成となり、昨年度からは単位制となった。そしてまた数年後から始まる新学習指導要領にあわせたカリキュラム編成の準備をしている。
 確かにここ数年で大きく学校は変わってきた。しかし「変化が激しくて何が良くて何が悪いのかもわからなくなってきた」「だからもう変える必要はない」という意見をこのところ聞く。私はそうは思わない。なぜなら明らかにこの学校は「良く」なってきているからだ。赴任した当初は授業の成立もおぼつかないような学校だった。私の指導力不足もあったのだろうが、生徒が教員の指導に乗っていない学校で、授業不成立は日常化していた。何より集会のあり方が異常に感じられた。ザワザワしたまま、生徒が落ち着かないうちに始まる集会。先生方の押さえが効かず、一人ひとりのマンパワーがある先生のみが生徒を黙らせているような学校だった。
 今日、3時間授業をしているときにふとそんなことを思ったのだった。タスクをこなし、さかんにペアワークをして、眠る生徒がほぼ皆無になった教室。入ってくる生徒の気質がおとなしくまじめになったことは事実。しかしあきらかに学校全体として「まとも」になっていることは明らか。その部分をこの学校はもっと肯定的に評価すべきだと思う。別に傷をなめあう必要はないが、次にさらに改善していくためにも、内部の人間が自分たちのこれまでの歩みを認めることは必要だろう。
 そしてその原因は、特進クラスの新設、単位制への転換というシステムを変えることと、それを好機と捉えた職員集団の積極的な歩みによるだろう。「本来的な教育の姿が見えない」「変化についていけず、何が良いのかわからない」「いっそ特進もやめたほうがいいのでは」「単位制の意味がわからない」。ラディカルな意見は本質的でときにはそういった視点で学校を大局的に見ることは必要だろうが、大真面目に聞かされるそんなあまりにナイーブな意見を聞いていると、気が滅入ってくるのは私だけだろうか。
 私たちは職員だ。戦略的にシステムに意味を見出しながら、この学校を建設的によくしていく責務がある。意味がわからないのは、意味を見出していないからだ。意味を見出すのが私たち内部の人間の仕事だろう。

2010年10月17日日曜日

Deviled Egg, Chilli Meat and Beer Pong

 

 金曜の夜は、1学年の飲み会で、話に花が咲き(すぎ)、7時に始まり、5時に終了した。5時まで飲むのはほぼ学生時代以来ではないだろうか。さすがに翌日はなかなかアルコールが抜けず、辛かった。しばしば行く地元のラーメン屋「大龍」で、五目ラーメンを食べてから少し気分が良くなった。 
 そして、昨日はALTの先生の家でハロウィンパーティーだった。Deviled eggやChilli Meatなどをいただいた。うちのALTは外国人とも日本人とも満遍なく付き合う人間的にすばらしい人で、この日も、近隣の方々を招いてのパーティーとなった。もちろん、恒例のbeer pongなどで盛り上がったのだが、一方で、参加者と深い話をすることもでき、有意義な時間となった。

2010年10月11日月曜日

授業アンケート→タスクの改善

 9月一杯で前期も終了したため、私が主担当を務める英語Ⅰの科目では授業アンケートを実施。今回は中学時代に比べて、この授業で「聞く」機会と「話す」機会が増えているかどうかを聞いた。もう一つは4月から行っているハンドアウト授業に対する「良い点」と「改善点」を聞いた。生徒によって「聞く」活動が何で、「話す」活動が何であるかは捉え方が様々。例えば、音読している活動中にも実際は自分で自分の声を「聞い」ているのだが、それを「聞く」活動と考えている生徒もいれば、そうでない生徒もいる。だが今回はあえてそういった定義は生徒の判断に任せて、増えたが減ったか、生徒の印象を書いてもらった。「聞く」にしても「話す」にしても格段にその量は増えているという印象を持っている生徒が大半であった。また、ハンドアウト授業に対してもおおむね好評であった。しかしおとなしい印象の今年の1年生もしっかり考えているんだな、と思える中身の濃いコメントも目立った。タスクの中身に関する言及もちらほらあり、考えさせられた。
 今日は1年出勤して、大半をそのハンドアウトの改善に時間を割いた。
①左に英語、右に日本語が配されたサイトラ用シートを逆にした。
(右にあるほうが、最終的に産出させたい言語だとしたら、当然それは英語になろう、という静先生の指摘を以前読んだのを思い出した)
②視写(左の英語を見て、そのまま書き写す。力のある生徒なら左の英語を隠しながらやってもいいが)をタスクに入れた。
③②の導入のため、ディクテーションのハンドアウトは当分休みにした。
 明日から後期の授業が本格的に始まる。中身の濃い授業を構成していきたい。

2010年10月10日日曜日

統計ソフトSPSS起動

 3年ほど前に高いお金を出して購入した統計ソフトのSPSS.マーケティングや社会調査など、広く学問や企業の世界で使われている統計ソフトであるが、言語学でも量的調査には大切なツールとなっている。大学院ではけっこうお世話になったものの、1年間ほど使用して以来、忙しさにかまけて研究をしてきてこなかったため、PCのハードディスク内に眠っていた。
 しかし授業も半年を過ぎ、これまで集めたデータを使ってSPSSを動かしてみた。一つ決まっている研究発表はもちろん、それ以外に2本ほど、実践発表ができるような形にもっていくのが最終的な目標である。エクセルと違い、統計ソフトは、平均値の差が出るだけでなくそれが「統計的に有意な差であるかどうか」を示してくれる点で重宝している(というかそのくらいしか、私の統計的知識ではソフトを使いこなせていないのだが…)。
 授業を行って、英語力が伸びたか、あるいは授業に対する志向性が高まったか、その平均を2地点間で比較してみたが、どうも統計的に有意な差は見出されない。学力層ごとに3分割して、そのグループごとの差を比較してみているが、思ったような結果は得られなかった。
 もうすぐ、最新のテスト結果が手元に返ってくる。今度はそのデータをもとに、英語力の伸び、志向性の高まりを調べてみたいと思う。

2010年10月3日日曜日

卯城祐司先生の講演

 今日は年に1度行われる北海道英語教育学会(HELES)の研究大会だったので、札幌まで2時間車を飛ばして行ってきた。目当てにしていた研究発表も聞くことができ、またこのところ増えている(ように感じる)高校の先生や恩師の先生と言葉を交わすこともでき、有意義な時間を過ごすことができた。
 なにより今回の講師である卯城祐司先生のお話を伺うことができたことが収穫だった。高校現場は4技能で言えばリーディングに最も重きが置かれているが、先生はリーディング研究の第一人者ということで、私たち参加者をタスクを通して巧みに巻き込みながら、「英語を理解する」ということはどういうことなのか、ゆっくりとしかし着実に議論の深みへと誘ってくれた。特に「再話」(retelling)の活動を様々紹介いただき、この活動の意義を楽しく語っていただき、私も少しアレンジしながらでも明日からの授業に生かそうとヒントをいただいた。
 卯城先生も北海道のご出身であるし、こういう研究大会に出ると日本で世界でがんばっている英語教育の方々の存在に励まされる。元気をいただいた1日だった。

World Englishes

 World Englishesという名のもとで、安易な「英語ならなんでもいい」という論調には与したくないですが、下記のU-Tubeの動画は24の英語のアクセントを載せていて面白いですね。経済学101さんのブログから引用させていただきました。

http://www.youtube.com/watch?v=dABo_DCIdpM&feature=player_embedded

2010年10月2日土曜日

吹奏楽部全道大会終了

 9月30日、10月1日に行われた吹奏楽部の全道大会の引率も無事終了した。定期演奏会が終了してすぐに大会に出発だっただけに生徒はかなり疲れた様子で学校に到着したが、大会中は非常によくがんばってくれた。演奏も素晴らしいものだった。この大会をもって3年生は引退となるが、昨日の夜は1,2年によるささやかな引退セレモニーが催された。3年生の成長ぶりには目を見張るものがあっただけに私も感慨深いセレモニーとなった。「人が大きく成長する貴重な高校生の3年間をともに過ごし、その成長を見届けることができる」という事実。高校教師をやっていてこれほど幸せなことはない。
 明日は北海道教育学会が北星学園大学で開催される。楽しみにしている実践発表もある。疲れを今日中にとって明日に備えよう。

2010年9月27日月曜日

Work with ALT

I asked ALT in my school to check student's draft for speech contest. She said "yes" and quicily revised it and share it with me. She is really responsive and the work is done at once.

I have worked with the ALT for about two years. She is the best ALT I have ever worked with. She is almost perfect collegue and actually better than just other many Japanese coworkers. She is kind, punctual, well-prepared, organized, and at the same time, very humours person. Moreover I can talk with her about various things from sub-cultural things to academic ones. I can speak much more fluently with her because of her very good ear to catch my English, and mouth to speak perfect English with no accent.

I enjoyed talking with her almost one hour with no stress to speak my second language. On the contrary, the talk with her gave me a lot of energy to work for the rest of the day today. I would like to thank her for it.

2010年9月26日日曜日

レストランみやもと


 今日はゆっくりした後、夕方から安平町にある「レストランみやもと」に。安平町は私の住む町から1時間強、苫小牧市からだと10キロである。妻とドライブがてらに行くにはちょうど良い距離かもしれない。昔ながらのアットホームな雰囲気のカフェ的なレストランで、落ち着いた店内とおいしいカツレツ定食に舌鼓を打った。

日本人が英語を学ぶ理由について

 私は英語教育に関わっている端くれの一人であるが、「英語」に関しても、「教育」に関しても、あまりに多くの人々が巷の話題としてコミットできるトピックであるため、議論がうまくかみ合わず、ネット上でも必要のない感情に任せた言葉が飛び交ってしまうことがたびたび起こる。例えば「英語」に関しては「日本人の英語力」ということで不当にその英語力が「低い」とか「いや実はある」のような2項対立的議論が巻き起こるが、こういうところで「経済学的に」物事を冷静に見ることができる視点というのは大切だ。例えばWillyさんのブログ記事にあるような、「インセンティブ」の視点を持つことで、日本人が英語を学ぶインセンティブが相対的に低いことが理解できれば、じゃあその上で「英語を学ぶ意味って何か」議論ができるだろうし、英語力が「低い」とか「高い」という単純な結論の浴びせあいを避けることにもつながるだろう。いずれにしても「英語」にしろ「教育」にしろ、議論するなら自分の取るポジションを自覚かつ明示した上で、包括的な議論をする覚悟を決めてから始めるべきだろう。

2010年9月25日土曜日

Olenka Bilash教授来校



 北海道はアルバータ州と姉妹都市ならぬ姉妹県(州)なのだが、本校も毎年アルバータ州から留学生を受け入れるなど交流が続いている。また、本校の英語の先生も、2年ほど前にアルバータ州に研修を受けに行ったり、毎年「道研」(北海道にある教員のための研修機関)に研修を受けに行っているなど、本校との関係も深い。
 今回、その先生の授業実践を見に来られるという目的も兼ねて、アルバータ州立大学のOlenka Bilash教授が来校された。第2言語習得理論に基づいた本来的な英語教育を北海道に広めるために、10年以上の前から北海道で活動されている氏であるが、今回は本校の生徒に対して模擬授業もしてくださった。いわゆる進学校ではない生徒に対してどのような授業をするのか非常に興味があったが、長年の経験と理論に裏打ちされた授業を私たち教員に見せてくださり、大変な刺激となった。
 その後の合評会ではいろいろと質問をぶつけることもできた。本校が実践している授業は教科書の音読・暗唱・暗写を中心とした授業展開であるが、教授がされたのは、いわゆるcontrolled outputではない、free outputを目指した正攻法の授業である。日本人教師である私たちはどうしてもinput,intakeを積み重ねることでoutputも自然とできるようになると意識しがちではないだろうか(もちろん私も含めて)。しかし教授にとってはやはりまっすぐにfree outputを志向した授業をしないことには、生徒はoutputをfreeにすることはない、と考えているようだ。
 もちろん教科書でできることとできないことがあり、「今回の授業は、教科書を使わない授業のほうです」とはっきり述べられていた教授の言うとおり、本校でも英語Ⅰ、英語Ⅱ、リーディング等のいわゆる基幹教科はinput,intake,controlled outputを重視し、教授のされたような授業は、OC1や英語表現等の授業で実践されていくことになろう。
 しかし、やはりまだ私の心の中には「教授のようなall Englishの授業で、生徒も単語レベルでしか口をついて出てこないような、あえて言ってしまえば『寂しい』授業を、OC1等の授業で展開する必要が果たしてあるのだろうか」という疑問がどうしてもぬぐえない。これまで様々なところで研修をさせてもらう中で、そういう授業が大切なことは頭ではわかっている(理論的にも本来的な流れだと納得したはずだ)が、それでも、生徒が1授業時間で話す・書く活動の量は、本校が基幹教科で実践している授業内のほうが、それがいかにcontrolされたoutputであるとは言え、圧倒的に多いだろう。その授業とは別に、やはり最終的に出てくる英語は単語レベルの発話でもいいから、それまで考えあぐねる生徒を辛抱強く待ち、やわらかい雰囲気を教室内に作り出しながら、生徒の発信につなげていく授業を実行していく必要があるのか、どうしても疑問に思ってしまうのだ。教室の規律も、そういう授業ではどうしても乱れがちで、そういった問題を克服しつつ、humanisticな授業を実践していくというのは、少なくとも私には(私のキャラでは特に…)至難の業に思えた。
 いずれにしても自分の中に議論の渦が巻き起こった。Olenka Bilash教授による授業と、氏との議論のおかげである。深く感謝申し上げたい。

2010年9月23日木曜日

TOEFL iBT Score


 初めて受けたインターネットベースのTOEFL。96点でした。100点取ればペーパーベースのTOEFLに換算して600点らしく、がっくりきました。やはり600点の壁は越えられないのか…。内訳は次の通り。
 Reading  27点
 Listening 29点
 Speaking 19点
 Writing 21点
 TOTAL 96点

 Recepitive skillに関してはTOEFLはわりと文脈が決まっている(アカデミックなコンテクストに絞って出題される)ので、短期間で準備しても基礎的な力があれば点数が上がるようです。Productive skillに関しては、練習したことはしましたが、やはり付け焼刃的だったもかも知れません。TOEFLに的を絞った勉強をすればもう少しあがったのかもしれません。ただテストのための勉強をするのはどうも好きじゃないですし、特にTOEFLは北米の大学・大学院への留学に使うという、明確な目標を持った人が受験するのが本筋のため、力試しにいわばテストを利用している自分としては何回も受けるのは他の受験者に悪い気もします。
 ただそういうことを差し引いても、Speaking とWritingに関する点は低すぎます。制限された時間内で即座に反応ができない、論理的でpersuasiveな文章が書けない、4技能を統合してoutputできないという事実が明るみになりました。
 TOEFLの実施機関であるETSはTOEFLに関して詳細なデータを公表してくれていますが、TOEFL公式問題集の巻末には各国のTOEFL受験者の4技能別平均点が紹介されています。それによると

    Reading 16点
    Listening 16点
    Speaking 15点
    Writing  18点 
    TOTAL  65点 

 でした。ちなみにインドネシア人の平均点は Speaking 19点、Writing21点で私とぴったり同じでした。発展途上国や新興国でTOEFLを受験する人々の学力層はかなり高いでしょうが、私の英語力は、インドネシア人の留学を狙っている平均的な学生くらいなのかもしれません。さらにTOTALの平均点が私と同じ96点の国は、スロベニアやエストニアです。ただ彼らのspeakingやwritingは私より遥かに高いです。ちなみにこのところ成長著しいシンガポールは平均点100点です。静先生がブログで「理屈をこねていないで、英語のスキルを上げた方が身のためだと思うよ、日本は。」とおっしゃっていましたが、つべこべ言わず、戦略として英語力を向上させる必要があるようです。今回の受験は、がっくりすると同時に、危機感を増すことができました。
 Outputを重視した教育をしなくてはならないと常々思ってきた自分ですが、まず私自身のoutput力を何とかせねばなりません。生徒と一緒に成長していけるよう、ここをスタートにしたいと思います。

2010年9月22日水曜日

ペアワークの仕掛け

 先日の地域の研修会で他校の先生が実践されていたペアワークをハンドアウトに盛り込み、生徒にやらせている。日本語(問題を出す側)→英語(答える側)で、新出単語をチェックする取り組み。シンプルだが生徒は楽しんでやっているようだ。また、そのアルクの研修会でもキムタツ先生がおっしゃっていた競争させるペア活動も生徒は嬉々として取り組んでいる。クラスの雰囲気がある程度よいなら、ペア活動をやらない手はないなと、このところ実感している。1対40で教師が与える機会よりも、生徒一人ひとりが受け取ることができる発話の機会がペアワークによって格段に増えるからだ。さらに、となりの信頼できる友人からのインプットは、遠いところから一方的に聞こえてくる音声なのに比べ(もちろんそうはならないように気を配っているが、それでもなお、ということ)、生徒によりfine-tunedされていると言えるからだ(もちろんペアの組み合わせによってはそれほどよいレベルの英語がその子に与えられない場合もあるが…)。
 今日はペア活動の後は、宿題にしていた暗唱テスト。負荷をかけることで生徒は緊張感をもって取り組める。しかしこのところは周囲の反応もよくなり(クラスの生徒指導がよいのだろう)、その緊張を楽しみながら取り組めているようだ。生徒が話し書く。生徒の活動が主になる授業。生徒をfacilitateできる教師になりたい。

2010年9月19日日曜日

ラーメン彩未


 人気店で有名だと聞いていた札幌のラーメン彩未。この間は授業後に生徒がやってきて、「先生、ラーメン彩未って知ってますか?めっちゃうまいですよ!」と言ってきた。たまに授業の内容に関するオーラルイントロダクションを行うのだが、その日はラーメンにまつわる自分の体験談をいろいろと話していた。その話に反応してくれたその子が、わざわざ教卓の私のところまでやってきてくれて、情報を提供してくれたようだ。「札幌から2時間離れたこの街でも知っている生徒がいるのか…」と感心すると同時に、どうしても食べたくなってしまった。
 オーソドックスな札幌ラーメンだが、生姜のアクセントが効いていて、不思議と後味がスッキリしている。食べてる最中は麺も太めでかなりのボリュームだなあと、一緒に頼んだライスを食べきれるか心配だったのにである。確かにうまい…。必ずもう一度行きたくなる、そんな店であった。

2010年9月18日土曜日

TOEFL or IELTS?


 While I was in Cambridge for the English training, I heard that STEP(Eiken company) and IELTS tie up with each other. I had no idea about IELTS, though I know a bit about TOEFL since I had taken it a few times. I have still almost no interest in IELTS and no guts to read complex information about it, but I found a convenient site to give me information about the two tests. The site clearly compares the two tests in terms of several aspects. It took me about less than 20 minutes to get a clear picture on the two tests.
Maybe listening is easier than reading to get such an complicated information. In other words, when I have to get some boring information which makes me mad, listening with visual aid is more comfortable than reading, and it makes me more relaxed.

2010年9月15日水曜日

講習と授業の連動性


 今年は1年次生を受け持っているのだが、1年次の平常講習は本校では9月よりスタートする。国語・数学・英語でまわすので1ヶ月7,8回ある月もあるようだ。今月は7回ある。教科書で登場した文法事項である受動態と分詞について、生徒は学習する。これまでは読解問題を配布し解かせて解説して生徒が寝て…という展開であったが(笑)、もうそういうのはやめることにしよう、と自分の中で決意して、生徒が少しでも活動する講習ということにした。

 7月のアルクのセミナーでいただいたキムタツ先生の資料にも、生徒が寝る授業を変えようとされてきた先生の胸中の変化が書かれており、キムタツ先生の心境と私のそれとを比べるのは恐れ多いが、それでも自分の中で「変えてみよう」という気持ちが起こった。
 
 よく考えてみれば授業ではペアワークを取り入れたり音読を取り入れたりとけっこう活動的にやっているのに、どこか自分はそれは「お遊び」で、ホントに一般受験で大学に入ろうとする生徒には、ガチガチに読解問題を解説してやらなくては、という気持ちがあった。2者を完全に分けていたわけだ。しかし、英語教育というのは授業だろうが講習だろうが、生徒の学習過程を考慮した本来的なものにしていけば、おのずと音読をやったりペアワークをやったりするものになるわけで、扱う素材のレベルは学習者の段階に合わせる必要があるが、行う活動は同じになるというか、連動性があるはずである。それで今回から、暗唱例文シートを参考書のFORESTの暗唱例文集から引っ張ってきてハンドアウトにして、ペアワークに活用することにした。左側に英文、右側に日本文というシンプルなシートだが、それを使って何種類かの音読活動をやり、もちろん読解問題の演習は織り込むのだが、この音読活動も必ず毎時間行い、最終的にはこの暗唱例文を暗唱・暗写できるようにすることを一つのゴールにした。
 
 今のところ、生徒は全く眠くならずに、声を出しながら楽しんでやっているようだ。授業よりは講習のほうが学習者のモチベーションは概して高いわけで、そんな生徒をいままで眠らせていた自分はいったいなんだったのだろうと今になって猛省している。読解し、音読し、暗唱し、暗写し、解説を聞く。多彩な活動をちりばめて、生徒を楽しませ充実させて、英語力を伸ばしてやりたい。

2010年9月12日日曜日

インデアンカレー












 今日は日帰りで実家へ。両親ともう一度話し合っておくべきことがあり、急ではあったが片道3時間を妻にも運転してもらいながら走破し、さきほど帰ってきた。疲れたが充実した話し合いができて大変よかった。帰りに寄った店が、帯広・十勝の人なら誰でも知っている名店「インデアンカレー」。一度食べたら癖になるくらいうまい味。私はずっとこの味で育ってきたのでもちろん大好きなのだが、今では妻も大ファンで、よく二人で食べに行く店の一つである。今日はおそらく初挑戦であるシーフードカレーを注文。妻は定番のインデアンカレーのカツ乗せ。期待を裏切らない「十勝の味」に満足して帰路に就いた。

ラーメン純連


 









 いまや全国的にその名を知られる札幌の名店だが、行ったことがじつはなかったので、昨日はTOEFLの帰りに寄ってみた。典型的な札幌味噌ラーメンで、太めの黄色い麺に油たっぷりの濃厚スープ。寒くて「しばれる」日に、このラーメンをすすってきた札幌市民の気持ちを感じながら自分もすすってみた。少し塩が効きすぎている気もしたが、おいしくいただいて来ました。

2010年9月11日土曜日

TOEFL受験


 
 今日は札幌に出向いてTOEFLを受験してきました。Internet-Basedになってからはじめての受験。大学院入学のためにPaper-basedで受験して以来のTOEFLでした(その時は確か583点でした。600点に届かず悔しい思いをしました。)。大学生時代には力試しにPaper-based(その当時は最高540点ほどでした)や、それからあれはいつだったのだろう、社会人になってからなのかな?Computer-basedも一度だけ受験した気がします。値段が高いことや、TOEICに比べてacademicな単語が多いことから敬遠しがちなTOEFLですが、むしろ私のような高校教師にはTOEICに出てくるビジネス関連の単語より、TOEFLに出てくるacademicなあるいはcampus lifeに関連するような単語のほうが覚えておくべき単語なのかもしれません。けっこう周囲の雑音が最初聞こえまくって、reading sectionはあまり集中できませんでした。しかしspeaking やwriting もETSのプロが計量してくれるテストを、適度な緊張感の中で受けられるというのは、英語力の伸長にはもってこいだと思います。まさにテストの持つpositive washbackを実感した1日でした。
 

2010年9月8日水曜日

前期期末テスト採点

 月曜日まで行われていた採点がやっと今日終わった。特進クラスを設けている本校はテストもそのクラスだけ一部違うため、テストの作成・採点業務もその分大変になった。一年次を持っている他の2人の先生と話してもいるのだが、どうもテストの結果が芳しくない。
 こちらがかなり気合を入れてハンドアウトを用意して授業に臨んでいるから期待値があがりすぎて、その反動でテスト結果にがっくりきているのだろうか…。しかしそれを差し引いてもちょっと点数が低い。1年生は例年に比べて音読のとき声が出ていない気がしていた。やっとこのところ声を出すようになってきたのだが、まだ音声が文字に結びついていないようだ。筆記テストが大半を占める英語Ⅰでは平均点は50点ほどになった。目標準拠考査である定期テストにおいて50点とはこちらも何だか情けない気持ちになってくる。
 音読→暗写の流れをより太くしていく必要があるのだろう。そして同時にそれをoutputさせていく流れも大切にしなければならない。50分をいかに密度濃いものにデザインするか。勝負の秋が始まった。

2010年9月5日日曜日

Talk with my parents


週末は両親の住む実家へ。片道3時間は近くもなく遠くもない親子の距離なのだろう。両親の経営する小売店の今後についていろいろ話し合ってきた。自分たちができることがあるなら実行できることはするが、同時に私も妻との家庭を持つ身。シビアに考えるところはシビアに決断しなくてはならないことも今後出てくるだろう。重い話し合いだったが、理解ある妻のおかげもあり、有意義に話を進めることができた。お盆はイギリスに行っていたため帰れなかった。おみやげとイギリスで撮った写真を見せながら、両親や妹夫婦と甥(まだ赤ちゃんだからわからないか…)に当地の様子を伝えた。帰りは地元のお菓子屋やデパートを見てさきほど帰ってきた。
 実家から帰ると、いつものことだが少し複雑な気分になる。両親に何もしてやっていないのではないかという変な焦燥感というか不安が募ってしまう。2,3日で仕事に没頭するようになりそんなことは忘れてしまうのだが、自分は彼らのためにできることをしているのかと気持ちが落ち着かない日が1,2日続くのだ。まあいずれともに住むことになるので今から不安になる必要などないのだが、どうしてもそんな気持ちが募ってしまう。できることはきっちり、しかしシビアに冷静に判断はする、そんなバランス感覚を妻とともに持ち続けたい。

2010年8月29日日曜日

先行く先輩の資料から学ぶ


 昨日と今日は地域の演奏会であったため生徒の引率だった。朝から夕方までの出勤だったがそれでも生徒は楽しそうに演奏し、私も元気をもらえた2日間だった。
 帰宅してからは、前からチェックしようと思っていた「高英研の発表資料」をダウンロードして見ることにした。全道の先生の格闘ぶり、生徒への愛情、すさまじい努力が透けて見える。見ると前向きになれるが、同時に努力の足りない自分が恥ずかしくなって、マイナス感情もわいて来る。このマイナス感情で自分をだめにしてきた気もする自分…。成長への機会と素直に捉えて努力すればいいだけではないか、と思い直すことにする。
 その後、7月下旬に参加したキムタツ先生のセミナー資料を見返す。自分の今の授業はinput→intakeの状態にとどまっていることが徐々にわかってくる。やっぱり英語は使ってこそ楽しいし意義がある。intake→outputの流れを作ることが何より大切。その流れをhandoutに落とし込むことができれば…。何度も言わせて書かせても、初めて出会った日本文や状況から、生徒はとっさに英語を出すことはできないだろう。じゃあそういう場面を授業内に作り出すことが大切。handoutに落とし込むことが必要。
 9月から講習が1年次でも始まる。さっそく英語を使うことを意識した講習形式に抜本的に変えて実行してみたいと思う。

2010年8月26日木曜日

地域の英語研修会


 今日は管内の英語教育研修会に出張してきました。今週は水曜日まで部活で出張だったのでほとんど学校にいない気がしますが、楽しみにしていた研修会だけにワクワクしながら参加してきました。本校は管内では大きなほうで(といっても中規模校の5間口です)、1間口や2間口の学校で苦労されながらも素晴らしいアイディアで日々がんばってらっしゃる先生方からいろいろアイディアをいただいて大変有意義でした。
 全道の講師委員として発表もされた先生や、以前懇親会でお会いしたかたがこちらに転勤されてきておりその先生と挨拶を交わせたりと、和やかな研修会となりました。
 その中でもやはり①ペア活動を取り入れる②基本的な文章をしっかり覚えさせる③少し本文をアレンジして言わせる活動を通してアウトプットにつなげる、などの基本線は各高校一致していることを感じました。英語教育の流れが非常にいま本来的な方向に向かっていることを知ることができ私も勇気をもらった気がします。日々使っているハンドアウトを、今日もらったアイディアを参考にさらに良いものにしていきたいと思います。

2010年8月25日水曜日

高文連地区大会終了


 吹奏楽部の副顧問をして3年目になるが、今年もこの時期に地区大会が行われた。生徒たちは8月初旬にあったコンクールで演奏した曲を中心に2曲を披露したが、正顧問の指揮者の先生のパフォーマンスもあり、会場は非常に盛り上がった。今までよりもさらに音の安定感が増してきた感のある本校の吹奏楽部。持ち回りの関係もあり、10月初めには全道大会への出場も決定した。ぜひのびのびと演奏してもらいたい。
 私は教員になって以来、部活に対して積極的に指導していきたいと、あまり思ったことはないのだが、それでも生徒が一生懸命に楽しく燃えている姿を見るのは楽しいものだ。音楽をやってきたわけでもなく、会計や文書作成や、引率業務が私の部活に関する主な仕事だが、それでも生徒に元気をもらいながら成長を応援できる仕事にやりがいを感じている。今回の大会は都市部の生徒になんら引けをとらないほどの演奏と、そして礼儀作法やきちんとした行動を3日間を通して生徒たちは実践してくれた。彼女らを誇りに思える、そんな地区大会だった。

2010年8月21日土曜日

Pair and Group Work


 昨日の授業は普段やっているペアワークに加えてグループワークを取り入れてみた。近くの者同士で4,5人で机をつけあって行うのだが、生徒は特に何の抵抗もなくやっていた(男女関係や友人関係でいやがるケースも時々あるのだが…)。ケンブリッジ研修ではとにかくどんなタスクでもindividuallyではなくin a pair, in a groupでと何度も講師の先生に言われていた。その結果、日本人同士であっても英語で話し合ってタスクを行っていたため、個人作業よりも「生徒一人ひとりにおける英語の受信・発信の量が増える」という効果が確かに感じられた。しかし普段の授業では生徒はなかなか英語で交渉してタスクをやりとげる、ということは期待できない。そうすると、グループワークの効果って何なのだろうか?
 一体感、協調性、cooperative learningなどが思いつくが、どれも一般的な教育論としては正しいし、意義があると思うが、考えてみたいのは、果たしてどれくらいこの活動が「言語的に」効果的なのか、ということ。「第2言語習得にとって」どういう面でグループワークが効果的なのかがわからないと、手間も時間もかかるこの活動を、この先ずっと取り入れていきたいとは正直思えないのだ。もうすこしこの活動を取り入れて自分なりに検証してみたい。
 (写真は詩人Wordsworthを卒業生に擁するCambridge St.John's college)

2010年8月18日水曜日

卒業生来校


 お盆明けのこのごろ、卒業生が本校には多数来校している。特にこの春卒業した生徒に出会えるのは、昨年度まで担任をしていただけに、やはりうれしい。元気にやっている様子が伝わってきて思わずこちらもうれしくなる。初任の学校は4年で転勤してしまった。卒業生を出してすぐに今の学校に転勤してきただけに、このようなうれしさを味わうのははじめてである。札幌で学生をしているものが多いが、うちのクラスはそれでも東北や東京に行ったものも少なくなく、その土地の様子が聞けるのも楽しい。学生生活をぜひ思う存分楽しんでもらいたいものだ。
 本校は明日が夏休み明け最初の授業となる。英語は夏休み明けテスト(1,2年)の後、通常授業となる。再スタートである。
 (写真はリーゼントのもとになったロンドン・リージェントストリート)
 

2010年8月16日月曜日

仕事復帰


 昨日は時差ぼけもあり体の休養に当てました。今日から仕事に復帰しました。分掌やテストの印刷などやるべきことをきちんとこなした後、ケンブリッジ研修で教わったことを生かそうと、さっそく夏休み明けの授業教材をアレンジし始めました。
 研修で印象的だったことは、講師の先生が私たちが持ってきた日本の教科書を見て、「この教科書のつくりではcommunicativeな授業をすることは非常に難しい」とおっしゃったこと。長めの文章を読ませるreadingに偏ったつくりの教科書をただ黙々と教えているだけではcommunicativeになるはずがない、という指摘に、何だか肩の荷が下りた気がしました。「そうか先生でもやっぱり難しいのか」。しかし「だからといってそこであきらめてはいけない。教科書をアレンジしながらcommunicativeにできるよう料理しなさい」と背中を押してくれた気がします。「教科書を教えるな、教科書で教えろ」。何度も聞かされてきた言葉でしたが、やっと自分の中に落ちた気がしました。
 研修で実感したのは、「読む理由もないのに教科書を読解するのは酷」という事実。pre-reading-taskとしていかにサポートを仕込めるかが大切だと痛感しました。そこで今日は単語のdefinitionシートとsentencesをput in orderするタスクを作りました。これも何てことはないものですが、「どうしてそれが大切か、納得した上で」作成すると充実感が沸いてきます。
 しかしだからと言って、担当している1年生は共通のハンドアウトを使っているため、いきなり大幅に変えるのは、同僚と生徒に動揺と混乱を与えるだけです。同僚の先生とあれこれ話しながら、生徒によい教材を、これからも作っていきたいです。

2010年8月14日土曜日

ケンブリッジ研修終了




 2週間に渡ったケンブリッジ研修も無事終了し、さきほど自宅に帰ってきました。これまでいろいろとお気遣いしていただいたり、アドバイスをいただいたりするなどしてご支援してくださった方々、本当にありがとうございました。おかげさまで非常に密度の濃い充実した研修となりました。
 研修内容についてはおいおいこの場でお話する機会もあると思いますが、その研修が行われたケンブリッジという地の歴史の重みと荘厳さに終始圧倒されながらの14日間でした。
 イギリスに行ったのも初めてであった私にはこのような国が存在することのリアリティが最初つかめませんでした(今でもつかめていないのかもしれません)。またローカルの人々が話すイギリス英語は私にとっては聞きづらく戸惑いもありましたが、他の23人の仲間と英検スタッフの方々に本当に恵まれ、すべてを楽しむことが出来ました。
 また土日はロンドンに行って出来る限りの名所をめぐることが出来たこともすばらしい体験となりました。ぜひまたあの地を訪れたい。そのためにさらに成長を続け、英語教育をよりよいものに変えていく一人になりたいと思うことが出来た2週間でした。
 英検の方々、23人の仲間、そして日本から送り出してくださったすべての人に感謝申し上げます。ありがとうございました。

2010年7月30日金曜日

アルク英語教育セミナー


 今日は札幌にて開かれた英語教育に関するセミナーに参加してきた。函館中部の今井先生と灘中学・高校の木村先生による講演が同時に聞けるとあって130名に及ぶ教員等の英語教育関係者が参加した。今井先生の高い志と英語教育への情熱、木村先生による具体的で本質的な授業実践を体感することができた。

 ・自分がやってきた英語を上達させる方法を、生徒にも体験させてやること
 ・何度も刷り込ませてoutputに最後は持っていくことが習得につながること
 
 本当に本質的で、しかし今まで実践されてこなかった、だからこそ、納得のいく指導法を体験させてもらって、これなら自分の学校用にカスタマイズしてがんばれそうだと感じた。しかし同時に、この方法は何よりもまず自分が英語を学習し、英語を使うことにあこがれて、情熱を持っていることが大前提であることも学んだ。これもまた当たり前のことだが、同時に厳しい道でもある。まさに今井先生のおっしゃる「学ぶ喜びを感じながら人生を生きること」そのものが私たちに求められていることを知った、中身の濃い1日だった。

 明日からケンブリッジ研修に向けて成田に旅立つ。全力でぶつかってきます。写真は今日地元にオープンしたマクドナルド。マクドナルドも最低出店商圏基準を見直し、人口3万に満たないこの地にも出店することを決めたようだ。これもこの地が、グローバリズムという変化の只中にある「しるし」だろうか。この時流の本質に乗って、本校の英語授業も変化していければと思う。

2010年7月28日水曜日

夏休みに突入


 26日の全校集会をもって夏休みに入った本校。その前の週は英単語コンクールと夏休みの宿題配布で、夏休み前の授業も締めくくりを迎えた。 夏休みの宿題は、授業では扱わないレッスンの音読・暗唱・暗写の問題が大半。夏休み明けテストでは「覚えていないと点にならない問題」が出題される。もちろん夏休み前の授業では、音読練習をペアワークなどを通して行い、生徒は発音の仕方を覚える。夏休みではその覚えた発音で音読・暗唱・暗写に励むという流れ。ぜひがんばってもらいたい。
 26日から今日までの3日間、吹奏楽部は本校記念会館にて合宿だったため、夏休みに入ったという実感がわかなかったが、今日の合宿終了でやっと一段落ついた感じがする。イギリスに行くため晴れ舞台であるコンクールを見ることはできないが、生徒たちにはがんばってもらいたい。特に3年生はすごく成長した彼女らだけに、最高の思い出を作ってほしい。
 明日は通常勤務で30日はキムタツ先生と今井先生の講演。札幌でお二人の講演を聞けるとは何ともありがたい。しっかり勉強してこよう。31日からはいよいよケンブリッジに向けて出発。インタビューテストの準備をするべく、今日は自分の英語を録音してみた。ふー。恥ずかしいくらいに全然しゃべれない。英語は「青天井」。やればやるだけ自分のできなさがわかる。でもだから面白いのかもしれない。

2010年7月21日水曜日

Shopping and Lunch in Sapporo



My wife and I took one-day leave and went to Sapporo to buy new clothes and shoes. We dropped by Italian Restaurant offering reasonable dishes, and enjoyed foods and conversation. We have run out of coffee home recently, so it made us happy so much! We found ourselves deeply caffeine addicted!