2011年5月27日金曜日

進学校で生徒指導?


この学校に赴任する前は教科指導で対応できるかどうか不安な面があったが、そういうことよりも何よりも、最近は生徒のあまりのだらしなさに、落ち込み気味である。たとえば提出物の出し方。まじめにやってくるのはよいのだが、教員の方を向けないで、さかさまにして出してくる。毎回の単語テストなども、列ごとに集めて先頭の生徒が教員に出すのだが、それもさかさま。そういうやつもいるんだな、と思っていたら、指導しないとそういうことをするやつが大半だとわかった。そこですぐさま指導すると、わからないといった顔で、首をかしげている。強い調子で「そうじゃないだろ」と言うと、不満げな顔。

ただ単にそういうことを言われてきていないからなんだろうが、そういうことからできないと、社会じゃ通用しないだろと思ってしまう。細かいことかもしれないが、そういうことができないレベルで、学力だけ伸びてもまったく意味がないと思っている。約10年教員をやってきて、今まで地方の底辺校や進路多様校に勤務していたからなのかも知れないが、生徒指導がないところに学力向上もないと信じている自分がいる。いや、それは進学校でも同じだと思っている。しかしこの学校は正直、そういうところは甘いようだ。というか生徒も、そういう教員の話に耳を傾けていないようだ。

教員に素直に謝りにこない、強く言うとぶつくさ文句をたれる、挨拶もしっかりできない…。細かいようだがそういうところができないところで、いくら進学校といっても、そんな人間しか3年間でつくれないようでは、こちらの仕事のプライドに関わることだと思っている。本当は組織でそういう生徒指導をつくりあげなくてはならないのだろうが、そういうことはこの学校では無理なのかもしれない。とにかくそういう生徒への対応だけでエネルギーの大半が吸い取られているこのごろ。まずは自分からだけでもしっかり対応していくしかないのだろう。

2011年5月24日火曜日

Dictogloss

  今日は初めてDictoglossに挑戦してみた。題材はすでにやっていた教科書内容に関するsummary文である。shyな生徒が多いクラスであるが、グループにして、私の言った内容をできるだけ正確に復元してごらんと言うと、穏やかかつ活発に話し始めた(日本語で)。予想していたよりもずいぶんと正確に覚えているもので、8割9割、どのグループも英文を再生できた。
もちろん、この活動の意義も活動後に説明。できるだけ正確に復元、と言ったが、100%に近づける残りの2割3割は、自分たちの知っている単語や構文、文法などを総動員して作っていく。そのことにも意味があることを伝えた。
今回はすでに習った内容に関するsummary文が素材だったので、生徒にとってもハードルはあまり高くなかったようだ。この活動は復元に重きを置くか、それともできるだけ自力で知識を総動員して英文を作り出すことに重きを置くかでまた目的も違ってくるが、それでも他のグループの発表を聞く活動も含めて、4技能をフルに活用するためクラスも活性化する活動であることを実感。ぜひまた日々の授業に取り入れていきたい。

2011年5月23日月曜日

Reproductionを目指して


奇をてらった活動ではなく、地道な教科書の延長線上にあり、しかも4技能をフルに活用する活動を探していたところ、倉敷南高校などで行っているreproduction活動に行き当たった。しばらくの期間、この活動をひとつの主題として、summaryやdictoglossなどの活動を行っていきたいと思う。

第2言語習得の知見は体系的な授業展開をする上で理論的なバックボーンになってくれる。このところ読んでいるのは村野井仁先生の本。input, interaction, outputがなぜ必要か、私自身の勉強はもちろん、生徒にも1つの活動の意味を説明する上で有益だ。またハンドアウトの構成を考える上で、タスクの入れ替えの根拠を提供してくれるという点でも重宝している。

2011年5月16日月曜日

GroupSummary発表

このところpre-readingの段階をどうしようかと思考中である。それはつまり本文を実際に読む前の段階で、どう生徒の脳内にschemeをつくるか、ということで、もちろん単語や熟語の予習プリントも大事なのだが、それはbottom-up approachであり、もっと何か生徒のイメージを喚起するような、top-down approach的な、pre-readingについて思案している。

今日は全く本文を読んでもいない段階で、CDの音声を2回聞いて、生徒にメモを取らせ、それをもとにグループごとにシェアしながらsummaryを5つの文でつくる活動を行った。じゃんけんで勝った生徒が前に出て、グループを代表して発表。1グループ4,5人なので、40人学級だと8~10人発表することになる。それだけ生徒も発表を聞けば、本文の内容を大枠理解できるようになる(と思う)。こういっった生徒間でレベルに差があっても、グループ内で、そしてクラス全体で要約を聞くことで、何度も少しずつ、まったく同じではない異なる文に触れることで、生徒は徐々に本文の内容を理解していくようになる(と期待している)。

今日は、英語の勉強以前に、どこか生徒も私も緊張感の中でこれまで授業をしていて、もう少し活性化した授業がしたかった(といっても授業規律は緩めないが)ので、こういう授業展開にしてみた。おおむね反応はよかったようである。もう少しいろいろとこのpre-readingの活動について調べながら実行に移していきたい。

2011年5月15日日曜日

函館グルメツアー

栄餅
ひし伊
今日は久しぶりのOFF。午前中はゆっくり家で過ごした後、15:00くらいから始動。函館牛乳を生産する「函館牛乳アイス118」へ。ソフトクリームやコロッケなどが売られていて地元客で賑わっていた。かなり郊外にあるのだが、客の入りように驚きつつモカソフトを堪能。その後、老舗餅屋「栄餅」へ。豆餅やベコ餅などを購入したが、どれも甘さを抑えた素朴な味わいで、これもまたぜひ来たい店となった。その後は、これも老舗の茶房「ひし伊」へ。明治から建つ元質屋の建物で重厚感漂うが、中はモダンなつくりでBGMも明るく、非常に落ち着いた雰囲気でコーヒーを楽しむことができた。最後は、自宅周辺にある洋食屋の「こまつ」へ。リーズナブルな値段でハンバーグをいただけるとあって行ってみたが、味も濃くなくそれでいて深い味わい。非常に満足した。

何だか食べてばかりの半日となってしまったが、それでも本屋に行ったり金森倉庫を見たりと、少しは歩いた(と、自分に言い訳したい)。さて、また明日から仕事。がんばろう。

2011年5月8日日曜日

GW最終日


  GW最終日の日曜日、あいにくの曇り空であったが、五稜郭公園にサクラを見にでかけた。本当はもう少し歩きたかったのだが、あまりに寒いので、お堀のそばを少し歩いて車に戻った。それにしても見事なサクラであった。GWは松前に行った日に晴れていたのみで、あとは曇りか雨と天候に恵まれなかったが、それでもサクラを堪能できた連休となった。

その後、近所の回転寿司と本屋に寄って帰ってきた。このところ本屋というものに行く機会がめっきり減ってしまったが、やはり本屋は楽しい。ネットだとどうしても自分の興味にそって本を検索してしまうが、本屋は自分が検索しないだろう本がかたっぱしから目に入ってくるからだ。気になったのは本田直之氏の「リーディング3.0」。面白そうな本であった。

2011年5月5日木曜日

Matsumae Castle



My wife and I went to Matsumae to see its castle and cherry blossoms. The castle is one and only in Hokkaido and this area is famous for a variety of cherry blossoms. The place was filled with lots of visitors and historic things which proved that this area was prosperous in Edo era. We enjoyed cherry blossoms viewing and foods sold at branch shops.

2011年5月2日月曜日

The King's Speech

                      




My wife and I went to a theater to see "The King's Speech". The theater we went to is very small one run by only a few staffs featuring mainly artistic films you cannot often see in big theaters.  
The old-fashioned style in the movie reflected the 1930s in England well, and we easily guessed how the era was between WW1 and WW2. Moreover, because of he wedding ceremony of Prince William and Princess Kate held only a few days ago, we smoothly imagined how the life of royal family was. Of course the main character George 6 performed himself well, but I was more attracted to his speech therapist, Lionel Logue. His face expressed his various feelings like his own humor, sadness, loneliness, pride, and confidence. I was moved by the friendship gradually emerged between the King and the therapist. 
I had not seen a movie for a long time until yesterday. The movie gave me a special time other entertainment couldn't do.