2010年5月15日土曜日

新年度授業から1ヶ月


 久しぶりに日本語で更新します。
 新年度の授業開始から1ヶ月。今年度は音読→暗唱→暗写という、今全国・全道で注目を集める英語習得の方法を、本校でも取り入れてみた。新学校では効果が確かに現れているものの、進路多様校の本校で果たして効果はどの程度上がるのだろうか…。半信半疑のまま取り組んでいるが、やはり新年度から「授業とはこういうものだ」と明示してやると、生徒はついてくるものだ。授業中、生徒は手と口が休まる暇がない。英語を言うか書くかしている。従来の授業のように「板書をとる」「文法説明を聞く」といった受身の時間がまったくといっていいほどなくなってしまった。システム化したハンドアウトにしたがって授業をすすめるとここまでスタイルは変わるものかと、自分がしかけた授業ながら、逆に驚いている。
 滑り出しはよいものの、果たして効果が出ているかどうかはもうすこし待ってみないとわからない。生徒の英語力があがってなんぼ、の世界。奇抜なことをしても、英語力がついていなければ、それはただの自己満足である。まずはこの方法を信じてやってみるのみである。
 今年度は北海道の高校教員が集まる研究会の講師委員になってしまった。実践が伴っていないだけに恐れ多いのだが、なったからには自分なりの実践を形作っていくしかあるまい。
 また、8月にはケンブリッジ大学での2週間の研修に行くことになった。これも自分では特に希望していないだけにありがたいことであるが、正直自分に務まるのか、期待よりも不安のほうが大きい。
 しかし、「道は思いがけず開かれるときがあり、そのときは素直にそれを受け止めて前に進むべし」とよく言うそうだ。自分で綿密に計画してつかんだ結果というよりは、思いがけず訪れたチャンスである。心の深奥で強く望んでいたことなのかもしれない。不安はあるが、それと向き合いながら、それでも素直に前向きに、進んでいきたい。

3 件のコメント:

keri さんのコメント...

音読・暗唱・暗写、さっそく導入してみます。参考になりました!

Tetsuo Marugari さんのコメント...

私も実践し始めたばかりです。おたがいがんばりたいものですね!

keri さんのコメント...

http://yasuhitoi.exblog.jp/を教えていただき、ありがとうございます!さっそくブックマークしました♪