2011年8月20日土曜日

鳥の目・虫の目

教員としては両方必要なのだろう。うちの部活はOBにご支援いただいており、専門的な技術指導もお願いしているのだが、部活動においては、生徒にとって何が一番大切なのかを念頭に、いろいろな人の考えを調整する交通整理をするのが今のところの私の役目となっている。

今日も若いOBと話したが、自分の状況が客観的に捉えられず、それが悩みにつながっているようだった。本当な悩むことでもない(悩むこと自体に意味がないということではないのだが)のだろうが、本人にとってはかなりのプレッシャーがかかっているようで、聞いていて大変そうである。状況を俯瞰しながら整理して話してあげることが大切だったが、同時に親身に話を聞いて手を差し伸べることも必要であった。鳥の目と虫の目の両方が必要なわけだ。私はどちらかというと鳥の目はあるほうだが、虫の目が弱っているようなので、あまり俯瞰してしゃべると、問題を他人事のように扱ってしまい、逆に相手の反感をかってしまうことが人生において何度かあったのかもしれない。両者のバランスを取りながら、相手と共に問題を解決する姿勢が必要なのだろう。内的な鍛錬が、私にはこれからも必要なようだ。

学校が始まり、2日間の実力テストも終了した。授業も始まった。前の学校の生徒が就職が決まったといううれしい電話もあった。昨日は英語科の飲み会だった。個性的な先輩に囲まれて、4月よりは、だんだんと職場に慣れてきたのを感じた。

7月の進研模試の結果も返ってきて分析をしているところ。がんばっている先生がいる学校は成績が伸びている。我々の同世代が中堅として仕事をするようになってきているのだろう。遠く離れていても、彼らと切磋琢磨しながらがんばりたい。

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