2012年7月20日金曜日

Can Do List作成会とGTEC Speaking

ここ数日は学校祭の振り替え休日などもあり、まともな授業日がなかったのだが、合間を縫って英語科の先生方で本校のCan Do Listのブレインストーミングを行った。生徒が卒業した時点でどうなっていてほしいのかを念頭に、ポストイットに考えを書き張り出していくというKJ法のようなやりかたで行ったのだが、思いのほか先生方の考えるイメージが似ていて、納得のいくものばかりだった。何より生徒に対するビジョンを表に出して共有できる、というのは得がたい体験で、建設的な話し合いができた。

本日はGTECのスピーキングを試行的に行った。まだ製品化はされておらず、問題自体も検証の必要はあろうが、スピーキングテストをやること自体は、大変意義があることと思っているので、いつの日にか製品化がされることを願っている。本校の生徒は受験英語の影響もあり、多くのアイテムをインプットしているだろうが、やはりスピーキングで使う主な表現を出す練習が不足していることを今日も痛感した。明らかに彼らよりいわゆる学力は高めでなくても、話せる高校生というのはたくさん存在する。スピーキングで使う語彙や場面を想定させて、練習させるなどして、話す部分を伸ばせないかなと、少し考えさせられた。一方で、思いのほかシンプルに自分の考えを述べることができる生徒もおり、4技能のなかでこのスピーキングは、他の技能と明らかに違う側面を持つことを実感した1日だった。

私も高校時代は受験英語のインプットにいそしむばかりで、accuracyばかりを追い求め、fluencyなどという概念さえ知らなかった身である。それでも自分の知っている表現をしっかり自分のものにすれば、もう少しは話せるようになっていたかもしれない。自信をもって自分を伝えることができる力を高校段階で伸ばしてあげたいなと、今日のスピーキングテストを通して改めて感じた。

0 件のコメント: