普段何気なく使っている教科書や教材の中にも、実は覚えて使いこなせれば便利な表現が散らばっている。OC1の教科書で出てきたIt sure is!(もちろんだよ)。意味としては理解しているが、実際自分は会話でどれだけ使っているだろうか…。おそらく使ったことはない。せいぜいYesやof courseくらいである。どれだけ生徒に定着させて使わせることができるかが課題である。
このところ授業で悩んでいるのが、どの部分を暗写させるかという問題。今回の1年次の授業では、最初の文字が与えられているハンドアウトをやってもらっているが、生徒はかなりがんばって解けるようになっている。しかしこれだとそれぞれの単語のみを思い出そうとするようで、生徒にチャンクやコロケーションごとにまるごと覚えさせることができていない気がする。
函館中部高校の今井先生の本などを見ていると、最初の文字は与えず、チャンクで( )にしていて、それを書き出させているハンドアウトもある。うちもこれをやりたいのだが、現時点でそれをやっても生徒はなかなか書き出せないだろう。ではそれができるようにするために、どんな活動を仕込めばよいのだろう?チャンクをひとまとめにして取り出してそれを連語や熟語として扱って反復練習させるハンドアウトが必要なのだろうか?悩みは尽きない…。
3 件のコメント:
こんばんは。
暗写させるべきは全文だと思っています。その前には暗唱があるべきだと思っています。そこに至るまでに段階的に英語のinputを行い, intakeを促すtaskを配列すると良いと思います。もしよろしければJacquesが作成したハンドアウトのサンプルを送付します。もちろん、今井先生の著書をベースに初期型を作り始めて、現在では若干のカスタマイズを加えています。
暗写とか大事だと思うのですが、どのようなcontextで使うのか、自分で判断して使う場面を想した練習を繰り返さないとoutputは出来ないと思っています。これがいわゆるメカニカルドリルの限界ですが。。バランスが難しいですよね、ドリルも必要ですし。
タカ
Jacquesさんこんばんは。
確かにそうですね。言葉は文字以前に音声ありきですので、音読→暗唱をまず着実にやりたいですよね。ハンドアウトぜひぜひお願いいたします。
nakata2004112000@yahoo.co.jp まで
都合のよいときで構いませんので。
タカさんこんばんは
高校ではおそらく中学ほどまだまだoutput重視にはなっていないと思われます。inputの量が多い、ということも一因ですが…。また高校で言っているoutputは時々「暗唱」「本文の再現」を指して使われる場合があります。自分で判断して使えるoutput、難しいですが、それをやっぱり目指したいですね。
Rod Ellisの講演聴いてきたんですね。うらやましいです。Templeの教授だったのですが、僕がいたころはすでにいませんでした。教科書しか読んだことのないので、今度ぜひお会いしてみたいです。
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