2010年8月21日土曜日

Pair and Group Work


 昨日の授業は普段やっているペアワークに加えてグループワークを取り入れてみた。近くの者同士で4,5人で机をつけあって行うのだが、生徒は特に何の抵抗もなくやっていた(男女関係や友人関係でいやがるケースも時々あるのだが…)。ケンブリッジ研修ではとにかくどんなタスクでもindividuallyではなくin a pair, in a groupでと何度も講師の先生に言われていた。その結果、日本人同士であっても英語で話し合ってタスクを行っていたため、個人作業よりも「生徒一人ひとりにおける英語の受信・発信の量が増える」という効果が確かに感じられた。しかし普段の授業では生徒はなかなか英語で交渉してタスクをやりとげる、ということは期待できない。そうすると、グループワークの効果って何なのだろうか?
 一体感、協調性、cooperative learningなどが思いつくが、どれも一般的な教育論としては正しいし、意義があると思うが、考えてみたいのは、果たしてどれくらいこの活動が「言語的に」効果的なのか、ということ。「第2言語習得にとって」どういう面でグループワークが効果的なのかがわからないと、手間も時間もかかるこの活動を、この先ずっと取り入れていきたいとは正直思えないのだ。もうすこしこの活動を取り入れて自分なりに検証してみたい。
 (写真は詩人Wordsworthを卒業生に擁するCambridge St.John's college)

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