2010年11月1日月曜日

組織の一員として

 私が勤務している学校の校長先生は信頼の置ける方である。前の校長も素晴らしかったが、今年の校長も大いに尊敬できる立派な方だ。褒めるところは褒め、激励するところは激励してくれる。時には叱咤して人をやる気にすることもできる。
今日は校長先生から大きいヒントをもらったような気がする。どんな組織でも仕事には2つあり、1つは物事を実行に移すこと、もう1つは合意形成である。民間であれば合意形成よりも実行に移す仕事のほうに比重が置かれるが、学校のような組織は合意形成に7割のエネルギーが裂かれ、残りの3割で物事を実行に移すという本来の仕事をしなくてはならない現状があるとのこと。確かに教育は社会の一線で活動する産業界の10年、いや50年後を行っているなどと言われるから、私も納得しながら聞いていた。続けて校長先生は、今年の職員のメンバーの話をしてくださった。今年は合意形成が比較的しやすい面子が揃っている。そして最後に、ならば組織として人に動いてもらいながら、実行に移す段階に来ているのではないかとアドバイスをいただいた。
私は実は、このところ発破をかけられているある仕事に関して、「それは担任がすることだ」と割り切っていたため、先週、校長からアドバイスをいただいたときにはその意味がよくのみ込めなかったのだと思う。進路副部長という仕事を与えられながら、無意識のうちに自分の仕事に壁をつくり、どうも前例踏襲主義に陥っていたのだろうか。今回また直接アドバイスをいただき、その意味するところを納得させてもらったような気がする。すでに機は熟しているのかも知れない。私はそれを感じずに、人のせいにしていたようである。
理知的に、しかもユーモアを交えながらアドバイスをいただける上司が組織にいてその下で働けるのは幸せだ。安心して思いっきり仕事に打ち込めるからだ。若い者があきらめる組織を作りたくない、とおっしゃる校長先生の話に感動さえした。残りの半年で何ができるのかわからないが、やれるだけのことを実行に移し、生徒のために働いていこうと思えた。

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