2010年12月3日金曜日

高英研の会議

本日は札幌で高英研の会議に参加。北海道のこのような形の研修会は全国的にも珍しい活発な研修会であるとのこと。道内から高校現場で教えておられる先生方の会議の場に参加させてもらっているが、大きな刺激を得た場であった。

英語教育や生徒への気持ち、何とかしたいという思いの大きさに圧倒されそうになった。その切実感、ビジョン、ユーモア、周囲への配慮。組織を動かし、同僚や生徒に魅かれる先生というのはこういうものかと、そのオーラに感心しきりであった。本当は発言もしたほうがよかったのであろうが、今回はどうしてもその話に耳を傾けていたくなってしまったのだった。

そのような器の大きな人々に囲まれていると、日々の自分の矮小さが逆になんだか情けなくなってきた。日々、○○先生が動かない、○○先生がやってくれればと、人のせいにしている自分。それもひっくるめて全部まるがかえしたまま、進めばいいじゃないかと、その先生方に接していると思えてくるのだった。自己の成長と深化、生徒への思いやりがそのまま授業力に直結する高校現場での英語教師という仕事の面白さと怖さ、深みを一心に感じることのできた1日であった。

2 件のコメント:

jacques_southhill さんのコメント...

ご無沙汰しています。
高英研は10年研とかぶっているので、先生の発表は聞けそうにありません。残念至極です。
この頃、ネガティブな思いからは何も生まれないと思っています。9人いる教科の教科主任としては、常にそれぞれの持ち味を把握するよう努めています(なかなか理想通りにはいかないのですが)。この人に何を任せようかと常に考えているわけです。教科に関しては会議をやっても非常に生産的な雰囲気で和やかに進んでいきます。
一方で、評論家的に物事を論じ、だめ出しをする人(雰囲気)がJacquesが勤める学校にあるのも事実です。そんな雰囲気で開かれる会議に出席するのは非常に疲れます。
土曜日はベネッセの研究会に出かけます。お会いできると嬉しいのですが。

Tetsuo Marugari さんのコメント...

英語科にしろ分掌にしろ組織としてどうするのか、ということがこのごろ問われている気がしますね。記事に書いたようにもちろん一人ひとりの情熱や気持ちが大切なことは言うまでもありませんが、何か「これをしないでおこう」というルールのようなものや、あるいはユニークなシステムなどの仕組みみたいなもの、など、何かをきっかけにして変わるものなのかも知れません。
 ベネッセの研究会は都合で行けません。今度またどんな内容だったか教えてください。月曜日の駿台の研修会は参加しますので、その際、よろしくお願いします。