2011年2月27日日曜日

東京での授賞式

昨年の11月末日が締め切りだったELEC賞論文に何とかギリギリ間に合わせて提出して以来、そのことは全く忘れていた。2月中旬のある日、来年度に向けて重たい会議を数名で行なっていたところに「ELECから電話が来ています」と事務の方に言われた。電話に出てみると、「今年度のELEC賞に内定しました」とのこと。「?」。最初何のことやらよく把握できずにいた。まさか自分のようなものがこのような賞をいただけるとは…。特にある活動と英語力の関連を実証してみせたわけでもないし、際立って目新しい実践をしたためたわけでもない。この1年間、組織としてハンドアウト主体の授業を展開し、それがALL Englishの授業の実現には有効であることを、紙面にまとめたに過ぎないのに…。ただ、振り返るとやはり英語科として、そして英語Ⅰを3人でしっかり連携しながら行なってきたその内実が、少しは紙面に反映されていたとは言えるかもしれない。虚飾ではない、紛れもない事実を記したから。

昨日は東京で授賞式に参加してきた。お歴々に囲まれて完全に緊張してしまったが、それでも、別に英語教育に関して文科省や道教委に指定されているわけでもない地方の学校で、生徒のために歩んできたことがこのような形で認められたことは素直にうれしかった。午後は直山教科調査官による、熱い講演も聴くことができて大変勉強になった。


昨年の夏以来の東京。日帰りだったが、少しは都会の空気を吸うことが出来た。あの都市独特の開放感が私は好きだ。授賞式前の空き時間、久しぶりに「ラーメン二郎」へ行こうと、三田本店へ。しかし昼時とあって尋常ではない行列に戦意喪失。さすがに並んでいては時間が間に合わない。あきらめて神田にある「王将」へ。ラーメン定食(王将ラーメン+餃子+チャーハン)という黄金トリオを注文。大手チェーンでありながらこの薄味でここまで勝負できることに感動すら覚えながら昼食を楽しんだ。式の後は、皇居北側から大手町を通り東京駅まで少し散歩をした。東京にいるころはよくここの丸の内オアゾに来て立ち読みしたものだ、と懐かしい気分に浸っていた。東京は、このくらいの季節が寒い北海道に住んでいる者にとっては、ちょうどいいのかも知れない。充実した日帰り東京ツアーだった。

4 件のコメント:

uranoken さんのコメント...

ELEC賞受賞おめでとうございます。充実した研究、実践を続けられているようで、すばらしいことです。

忙しいとは思いますが、引き続き北海道の英語教育向上にご尽力ください。

Aya Yanagida さんのコメント...

受賞おめでとうございます!!!すごいですね!ぜひてつおさんの論文を読ませていただきたいです。私も、論文投稿やりたいな~と思いつつ、何もしていないのでとてもいい刺激になりました。お互いにMasterで学んだことを日本の英語教育に生かしていけるといいですね。本当におめでとうございます!!

Victory さんのコメント...

ELEC賞受賞おめでとうございます。北海道2連覇ですね。早く受賞論文を読んでみたいものです。

Tetsuo Marugari さんのコメント...

uranoken様、
 先生からこのようなコメントをいただき光栄です。どうもありがとうございます。大学院を出てからは研究系の論文からは遠ざかっており全く歯が立たなくなってしまいました。この1年は実践を重ねてきたのでそれをまとめたものを実践系の論文を受け付けていたELEC様に出した次第です。本来私のようなものがいただく賞ではないと思っていますが、さらに精進を重ねていきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

Aya様、
 私も大学院で習ったことをほとんど生かしていないんですよ(笑)。この1年でやってきたことをまとめて提出したのですが、私の場合はこの学校にきてかなりの年月が経ったこともあり、ある程度チームで仕事ができた1年だったので、それがよかったのだと思います。いつもAyaさんの向上心にこちらも刺激を受けています。また学会などでお会いしたいですね!

Victory様、
 先生にメッセージをいただいてうれしい限りです。昨年の論文に比べると本当に雲泥の差があると思うのですが、懐深いELEC様に選んでいただけて光栄です。現場でまた地道に努力していきたいと思いますので、今後ともアドバイス等いただければありがたいです。よろしくお願いいたします。