2011年9月29日木曜日

大学生の授業

 「教員志願者養成セミナー」(という名前だったかな?)という教員志望の大学生が集まって授業見学をしたり、学校経営等についてお話を先生方から聞くという研修会があるのだが(と初めて私も知ったのだが)、それが本校でここ数日開かれており、英語志望の学生が今日は一人来られて、私の授業を参観することとなっていた。とはいってもただ参観してても楽しくないだろうなと思い、授業を実際に体験してもらうことにした。授業が始まる20分ほど前に始めてお会いし、その旨を伝え、学生さんは多少驚いた様子であったが、快諾してくれて、具体的な内容を二人で詰めることにした。生徒には学生さんが来るぞと、昨日言っていたし、やってもらおうと思っていたゲームも実際は私が昨日行っていのたで、生徒は指示がそれほど明確でなくても動いてくれることは予想できた。

チャイムが鳴り、学生さんの授業が始まった。横から見ていて、関心しきり、というかこちらが勉強になること満載の授業であった。まず英語がしっかり話せていて、20分前にお話したゲームの内容をきちんと自分なりの英語で生徒に説明してくれた。生徒は昨日やったことなので理解できるが、その点をさしい引いても、わかりやすく話しておられた。英語で授業してくださいと言ったわけじゃないのに、そうしようとされるその姿勢に感銘を受けた。また、ゲームが始まるとやはり予想外の生徒の反応がおこるが、それも英語できちんと対応しておられ、やさしくしっかり英語で応えておられる。これもすばらしい点だった。「ああ~、こうやって英語使うんだ~」となんだか私が気がつくと勉強させてもらっていた。それに生徒は普段の私の授業よりも明らかに反応が良い。学生で歳も近く…という点はあるにしても、それを差し引いてもすばらしい反応。正直「いいな~」と半分くやしく思いながら、それでも学生さんの授業の仕方が勉強になった。

聞けば留学経験もなく、これまで地道に勉強してきたとのこと。1年後は教育実習で、本気で教員になりたいとのこと。「がんばってください」と心からエールを送った。いつの日か、一緒に教員として働けたらいいですね!私にとっても新鮮な経験ができた1日となった。

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