この週末は札幌で英語関係の研修に参加。来年度の教科書について話題にのぼったが、先生方によって、どこを見ているかが全然ちがってショックでもあり、刺激にもなった。新カリ対応の教科書を見て、文科省の言っていることと、教科書会社のつくってきたものがまるで違う方向性を向いているなと私は思っていたので、今回の教科書は本当に英語で授業がしやすくなった、とおっしゃる先生の話に、正直耳を疑った。
教科書はいろいろなレベルのものがあるし、多種多様ではあるが、少なくともいわゆる進学校向けの量が大目の長文では、その本文理解で精一杯で、生徒同士、あるいは生徒と教員が、英語でコミュニケーションをとるなんてことは、ほぼ不可能だと思う。もちろん教師が指示英語の域から出ず、生徒が機械的ないわゆる「学習活動」に終始するなら、いちおうそれは英語による英語の授業に、「見える」だろうが、teacher talkを含みながら、内容理解をして、さらにそれを突きぬけ、「言語活動」にいたる授業を目指すなら、本校に届いているほとんどの教科書は、その目的を果たすことには使えない、ということになる。
もちろん教科書は、教員にとっての教育の一つのmaterialに過ぎないので、教科書「で」教えるのが大切なのだろうが、それにしても大切な題材となることは確かなはずで、それを考えると、哀しい気持ちになってくる。ただ何も教科書のすべてが悪いというわけではなく、逆に完璧な教科書があるわけでもなく、やはりこちらがわがうまく教科書を調理しながら授業をする点では同じだ。また、トピックはやっぱり長い文章が掲載される教科書のほうが面白い傾向があり、知的興味をそそる意味では、個人的には(一英語学習者としては)、そういう教科書のほうが好きである。ただ、コミュニケーションをとる授業を目指すなら、到底そのようなスタイルとそれらの教科書は、折り合いがつかない、ということだ。
まあしかし、今回の研修ではそのような逆境にもまけず、志の高い先生方と意見交換をしながら話し合いができたことは有意義だった。
明日から3週間教育実習生がくる。前の学校で一度だけ担当したことがあるが、私にとっても勉強になる3週間だ。楽しみな3週間だし、実習生にとってワクワク感を少しでも感じられるような、そんな3週間になってくれればと思う。
2012年6月3日日曜日
2012年5月25日金曜日
本文の内容理解を越えるために。
前期の中間考査も近くなってきたが、ようやく範囲も終えられる目処がついてきた。今年度は、入学して間もない1年生に対して、いきなり教科書に入らずに、橋渡し教材を使って段階的に本校の授業スタイルに慣れてもらうような授業をしてきた。本文のtext handout、新出単語や重要表現を網羅し、さらに自分で文を作ってもらうためのsupplementary handout、そして実際に本文のトピックや重要表現を使ってコミュニケーションをとるためのtask handoutの3部構成である。これまでどうしてもtextの内容理解を目的としがちだったが、手ごわい文章ではなく、平易な文章でtext handoutは構成されている。内容理解にかける時間を減らして、できるだけ多くの時間を自分で文をつくったり、コミュニケーション活動に時間を割くことを狙ったものである。
さて、そこで問題となるのが中間考査の内容。思い切って授業で学習した本文の内容理解はカットし、関連するトピックによる初見読解問題を1問出すにとどめ、あとは自分で文をつくったり、シチュエーションを与えて場面を想像しながら、会話を作成する問題を出すことにした。やはり評価の大きなウエイトを占める考査の内容を変えないと、日々の授業も、どうしても本文の内容理解から先には進まないだろう。今回の考査の内容が、その後の授業に対する生徒の意識にどう影響を与えるか、楽しみである。
さて、そこで問題となるのが中間考査の内容。思い切って授業で学習した本文の内容理解はカットし、関連するトピックによる初見読解問題を1問出すにとどめ、あとは自分で文をつくったり、シチュエーションを与えて場面を想像しながら、会話を作成する問題を出すことにした。やはり評価の大きなウエイトを占める考査の内容を変えないと、日々の授業も、どうしても本文の内容理解から先には進まないだろう。今回の考査の内容が、その後の授業に対する生徒の意識にどう影響を与えるか、楽しみである。
2012年5月16日水曜日
夢実現オリエンテーション
今日は1年生へのオリエンテーション。担任になったときから50分いただきたいと言っていて、他の担任の先生に了承を得ていよいよ実現することができた。1年生の初めの時期に、具体的な進路について考える前の時期に、「幸せとは何か」、「人生の時間を何に使うか」、「どういう仲間作りを」していくか」など、今後の人生を歩みだす「心構え」をつくってほしいと思い、このオリエンテーションを行うことができた。放送局の皆さん、多くの先生方の協力なしには実現しなかった。そして何より生徒が集中して、しかも楽しく、反応よく聞いてくれた。感想シートをを見ても概ね良好な感想。3年間で可能性を開花するスタートになってほしいと切に願うし、私自身もこれからいよいよ生徒のサポートをしていくのだな、と逆に身の引き締まる思いだ。
2012年5月2日水曜日
長時間机に向かう幸せ。
今日と明日は連休の中日。妻と子どもは実家に一足先に帰ったので、長時間机に向かうことが出来る貴重な日。今日は今後使う英語Ⅰのハンドアウトを作った。コミュニケーションが成立し、それでいて文法事項も習得できるようなタスクを考えたり、どこからかもって来るのは楽しい作業だ。でも時間がかかる。だからこういう日は本当にありがたい。
明日は学年集会で使うパワーポイントに手をつけたい。進路指導を実際に進めるまえの、モチベーションアップのための集会(にしたいと勝手に考えている)。そのために生徒の心に火をつけるような内容とアクティビティを設定したい。ワクワクしながら仕事をしたいが果たしてきちっと形にできるかどうか。
いずれにしてもproactiveに仕事をしていきたいものだなと実感した1日だった。
2012年4月24日火曜日
サイドリーダー
4月より始まった1年生の授業も、早いもので3週間がたとうとしている。英語が好きな生徒が多いという感触を得た4月であったが、彼らの意欲の火を今後も大きくしていきたい。
今日はGWの宿題を提示。いつもの週末課題を、通常は1冊だが、2冊と、それとサイドリーダー"The Elephant Man"を読んで感想文を提出するのが課題。長期休みにはサイドリーダーを読ませる予定で、1年で7,8冊を課題とするつもり。自分のレベルに合った本(いわゆるi+1ではなく、i-1的なレベルの本)を読んで、すらすらだいたい内容がつかめるんだ、ということを実感させたいと思う。そういったincidental learningと、明示的にがりがりと行うdeliberate learningが一人の学習者の中で、うまく融合することが、日本のようなEFL環境では必須の英語力向上の道だと思う。まあ大前提として、生徒の生徒の側にmotivationはある程度なくてはならないし、それをこれから下げずに、徐々に上げていかなくてはならない。それが私達の仕事の大きな部分を占めること言うまでもないのだが。
しかしOUPのbookworm series stage1であってもなかなか読ませる本があるものだと、今日は3冊そういった本を読んで思った。なかでも"Christmas in Prague"は感動的な本で、職員室で思わず涙しそうになった。私も年で涙腺がゆるくなってしまっているのだろうか。こういった本を英語で理解する楽しみを、きっと生徒は実感していくだろう。1年が楽しみになった1日であった。
2012年4月19日木曜日
文法を通してコミュニケーション
愛知に住んでいる友人が執筆に関わった本。この間その方に送っていただいた。中学校の文法事項を使ったコミュニカティブアクティビティはあるが、高校で扱う文法事項を使った活動を紹介する本は少ないだけに大変ありがたい。
例えば、「時や条件を表す副詞節の中では未来のことも現在であらわす」というような高校で扱う事項も、コミュニケーションにつながるような活動が紹介されており、さっそく使ってみようと思っている。
初々しい1年生に英語を教えていると、こちらも心が洗われる。彼らにとっての英語体験を楽しく刺激あるものにしていきたい。
この本に書かれていた友人の歩みに感動し、思わず職員室で涙しそうになった。英語教育をめぐる自身の葛藤や、それを乗り越えようと理論と実践を融合させようとする彼女の姿勢に目頭が熱くなった。私は、彼女ほどに真摯な歩みはしていないなとわが身を恥じた。また私も初心に帰って頑張りたいと思った1日だった。
この本に書かれていた友人の歩みに感動し、思わず職員室で涙しそうになった。英語教育をめぐる自身の葛藤や、それを乗り越えようと理論と実践を融合させようとする彼女の姿勢に目頭が熱くなった。私は、彼女ほどに真摯な歩みはしていないなとわが身を恥じた。また私も初心に帰って頑張りたいと思った1日だった。
2012年4月14日土曜日
The First Week
1年生が入学し、最初の1週間が経過した。初々しい姿で、授業に前向きに取り組む姿勢。人の話をきちんと聞こうとする構え。何でもやってやろうとする意欲。本校生徒に入学してくる生徒の勢いと頼もしさと清々しさを感じた1週間であった。
1年のうちのどこかで、意欲がなえ、物事を前向きにとらえられず、人の話が心に響かないときがくるだろう。そのときに気づき、適切に支援するかが大切なのだと、肝に銘じたい。
授業も始まった。文法の授業であっても声に出して発音しようとする姿勢がすばらしい。話して書いて英語を使って覚えてほしいと願うばかりだ。
今日は土曜講習。明日は部活のOB会。GWまで休みは取れないだろうがまずはそこまで何とか走りたいと思う。
1年のうちのどこかで、意欲がなえ、物事を前向きにとらえられず、人の話が心に響かないときがくるだろう。そのときに気づき、適切に支援するかが大切なのだと、肝に銘じたい。
授業も始まった。文法の授業であっても声に出して発音しようとする姿勢がすばらしい。話して書いて英語を使って覚えてほしいと願うばかりだ。
今日は土曜講習。明日は部活のOB会。GWまで休みは取れないだろうがまずはそこまで何とか走りたいと思う。
2012年4月8日日曜日
New School Year has begun!
After I came back to Sapporo, I prepared for this school year's class plan. The planning and explaining well for students are very important so that they would motivate themselves toward their English learning. Though the schedule was tight, I managed to make a precise plan on which I can explain the content of my English teaching in this school year.
Last school year was kind of an assistant teacher in terms of HR, and club activity, but I could get a grip on both of them this new school year, which makes me somehow relaxed. It sounds a bit odd, but it's true maybe because I like to be proactive, and I don't like to be overwhelmed by unpredictable events.
I'd like to do parenting especially this school year, so I need to balance my public and private life much better than now. I'll do my best to have fulfilling life in both spheres.
Last school year was kind of an assistant teacher in terms of HR, and club activity, but I could get a grip on both of them this new school year, which makes me somehow relaxed. It sounds a bit odd, but it's true maybe because I like to be proactive, and I don't like to be overwhelmed by unpredictable events.
I'd like to do parenting especially this school year, so I need to balance my public and private life much better than now. I'll do my best to have fulfilling life in both spheres.
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