2010年10月10日日曜日

統計ソフトSPSS起動

 3年ほど前に高いお金を出して購入した統計ソフトのSPSS.マーケティングや社会調査など、広く学問や企業の世界で使われている統計ソフトであるが、言語学でも量的調査には大切なツールとなっている。大学院ではけっこうお世話になったものの、1年間ほど使用して以来、忙しさにかまけて研究をしてきてこなかったため、PCのハードディスク内に眠っていた。
 しかし授業も半年を過ぎ、これまで集めたデータを使ってSPSSを動かしてみた。一つ決まっている研究発表はもちろん、それ以外に2本ほど、実践発表ができるような形にもっていくのが最終的な目標である。エクセルと違い、統計ソフトは、平均値の差が出るだけでなくそれが「統計的に有意な差であるかどうか」を示してくれる点で重宝している(というかそのくらいしか、私の統計的知識ではソフトを使いこなせていないのだが…)。
 授業を行って、英語力が伸びたか、あるいは授業に対する志向性が高まったか、その平均を2地点間で比較してみたが、どうも統計的に有意な差は見出されない。学力層ごとに3分割して、そのグループごとの差を比較してみているが、思ったような結果は得られなかった。
 もうすぐ、最新のテスト結果が手元に返ってくる。今度はそのデータをもとに、英語力の伸び、志向性の高まりを調べてみたいと思う。

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