2010年9月23日木曜日

TOEFL iBT Score


 初めて受けたインターネットベースのTOEFL。96点でした。100点取ればペーパーベースのTOEFLに換算して600点らしく、がっくりきました。やはり600点の壁は越えられないのか…。内訳は次の通り。
 Reading  27点
 Listening 29点
 Speaking 19点
 Writing 21点
 TOTAL 96点

 Recepitive skillに関してはTOEFLはわりと文脈が決まっている(アカデミックなコンテクストに絞って出題される)ので、短期間で準備しても基礎的な力があれば点数が上がるようです。Productive skillに関しては、練習したことはしましたが、やはり付け焼刃的だったもかも知れません。TOEFLに的を絞った勉強をすればもう少しあがったのかもしれません。ただテストのための勉強をするのはどうも好きじゃないですし、特にTOEFLは北米の大学・大学院への留学に使うという、明確な目標を持った人が受験するのが本筋のため、力試しにいわばテストを利用している自分としては何回も受けるのは他の受験者に悪い気もします。
 ただそういうことを差し引いても、Speaking とWritingに関する点は低すぎます。制限された時間内で即座に反応ができない、論理的でpersuasiveな文章が書けない、4技能を統合してoutputできないという事実が明るみになりました。
 TOEFLの実施機関であるETSはTOEFLに関して詳細なデータを公表してくれていますが、TOEFL公式問題集の巻末には各国のTOEFL受験者の4技能別平均点が紹介されています。それによると

    Reading 16点
    Listening 16点
    Speaking 15点
    Writing  18点 
    TOTAL  65点 

 でした。ちなみにインドネシア人の平均点は Speaking 19点、Writing21点で私とぴったり同じでした。発展途上国や新興国でTOEFLを受験する人々の学力層はかなり高いでしょうが、私の英語力は、インドネシア人の留学を狙っている平均的な学生くらいなのかもしれません。さらにTOTALの平均点が私と同じ96点の国は、スロベニアやエストニアです。ただ彼らのspeakingやwritingは私より遥かに高いです。ちなみにこのところ成長著しいシンガポールは平均点100点です。静先生がブログで「理屈をこねていないで、英語のスキルを上げた方が身のためだと思うよ、日本は。」とおっしゃっていましたが、つべこべ言わず、戦略として英語力を向上させる必要があるようです。今回の受験は、がっくりすると同時に、危機感を増すことができました。
 Outputを重視した教育をしなくてはならないと常々思ってきた自分ですが、まず私自身のoutput力を何とかせねばなりません。生徒と一緒に成長していけるよう、ここをスタートにしたいと思います。

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